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トヨタのアトキンソンサイクルエンジンはBYDのDM-i(EGR付きターボエンジン)に負けたの?

概要

技術的に論じようと思ったが、文章で記述することにする。

両者のスペック

トヨタ1800cc
2ZR-FXE

  • 1800cc アトキンソンサイクル

  • 73 kW (99PS)/5,200rpm

  • 熱効率41%

BYD DM-i
のエンジン

  • 1500cc ターボ

  • 74 kw

  • 熱効率46%

どちらが優れているの?

DM-iです。後から出したものだから当たり前ですが、
理由はこれ以上の燃費を求めるには希薄燃焼にするでしょう。
そうなれば排気量あたりの出力は下がる方向に行きますが、これに対してトヨタ方式は回転数を上げる(効率は逆に下がる)もしくは、排気量を上げるしかない。
(実際、プリウスは1500cc→1800cc→2000ccと上げてきている)
対して、DM-iのエンジンはターボのブースト圧をかければいい。
(EGRを山ほどやれば酸素濃度が下がる→リーンバーンのNoxも減る)
排気量を上げた(=重くなった)トヨタ方式エンジンに意味はありません。重くていい(船舶用エンジンとか)なら燃費を上げる方式はいくらでもあるのです。
搭載する自動車の商品力も無くなります。
自動車用エンジンは小型化・軽量化・高出力化の歴史。

まとめ

トヨタ方式ハイブリッドTHSの終わり。

奥さん「もう自動車評論家になったら?」
私「東京には自称まで含めたら100人以上いるよね」

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