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文喫@名古屋栄

リニューアルした名古屋栄にある中日ビルの中にある文喫というお店に行ってきました。

入場料を払ったらそこにある約3万点の本を自由に読むことができるブックカフェ。

朝7:30から営業しているそうで、私は10:30前にお店に着きました。
私が着いた頃に2名ほど並んでいて、私のあとにもすぐに何名か並びます。

私の番になって一歩進むと、「ご利用は初めてですか?」と優しく言われて、「そうです」と答えると店内での過ごし方を説明してくれました。

朝は11:00までに入場すると追加料金なしでモーニングがいただけるようです。
モーニングがついて、フリードリンクがついて、好きな本を読むことができて、90分で750円(税込825円)なら、お得なような気がします。

席を探して中を歩いていくと、A~Dにわけられたエリアによって雰囲気も少し異なりました。
明るい窓際の席を確保してドリンクを取りにいきます。
ドリンクはホット・アイス両方用意されています。
私は家で飲まないレモネートを選んでみました。

本当は小説を読みたいと思っていたのですが、目当ての本が探し出せず。
レモネードをもってふらふらと歩いて気になった本を手に取り席に戻ります。

「伝え方――伝えたいことを、伝えてはいけない。」
 -著:松永光弘

伝えたいことを伝えてはいけないとは。
じゃあ何を伝えたらいいのかしら、と選んだ1冊です。

本を読み始める前にモーニングをもらいに行こうとカウンターに行きます。
私は無料のモーニングサービスをいただきましたが、有料のメニューもあるようです。
食パンに、ジャムを選べるようになっていて、マーマレードか、ブルーベリーか、マーガリンの中から選べます。
私は目に優しそうなブルーベリーにしました。

混み合っていたようで呼び出しベルをもらって、ホットコーヒーを片手に席に戻り、置いてあったクッションをおなかに抱えて本を読み始めます。

90分の中で最後まで読み切れなかったので、途中までの感想になってしまうのですが、私が伝えたいことが、相手が知りたいこと・興味があることとは限らないということだと理解しました。

興味のないことや、自分事にならないものは読み飛ばされてしまうから、読み手にとって興味のあることや自分事にする必要があると。
たしかに自分が仕事をしていてもDMみたいなメールは件名をみて開くかどうか判断して、多くのメールが読まれないままごみ箱行になります。
納得です。

何ページか読み進めたころに呼び出しベルが鳴り、カウンターにモーニングを取りに行きます。
食パンにジャムというシンプルなセット。
モーニングって感じがします。
味はふつう。だけど、明るい席で雰囲気もよく、おいしくいただきました。

本に戻ります。

伝えたいこと。
伝える相手。
困りごと。
よさ。
そのわけ。

それを考えて組み立てるのがよいとのことです。

私は仕事で求人広告を担当していて、伝え方について考える機会があります。
他社の良い求人を見て、キーワードや写真を真似してみたりするものの、鳴かず飛ばずといったところです。

他社の伝える相手と自社の伝える相手が異なるのに、人が集まっている求人だからとまねしたところで、成果は現れないということになのかもしれません。

以前勤めていた会社ではBtoCの販売をしていました。
その当時の上司によく言われていたことは、『「ニーズを言ってものをいう」ことを癖にしなさい』。

相手のニーズ(この本でいうところの困りごと)を言ってから、それを解決できる方法があったら知りたいと思うのは自然なことだと。
それなしにして「商品のよさ」を伝えても、「そりゃあなたは売りたいからそう言うでしょうね」となってしまうからと。

昔教わっていたことでも忘れてしまうものだなぁと本を読んで感じました。

よいお店だったのでまた行きたいと思います。

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