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2024 オークス レース回顧

東京競馬場 2400m 良馬場
宣言通り16番ショウナンマヌエラが逃げ、その後を押して出た11番ヴィントシュティレが追っかけ、2頭が競り合う形。結果2頭の大逃げでレースはスタート。
離れた2番手集団にタガノエルピーダとランスオブクイーン
さらに離れて残りはほぼ一団になって追走
先頭は1000m通過が57.7秒のハイペースだがメインの集団は大きく離れていたのでやや早めの平均ペースで推移した感じ
ほぼ隊列は変わらないまま4コーナーから直線入口へ
集団の中ほどに位置していた7、12番
インを選択したのは7番スレテンボッシュ。12番チェルヴィニアは外へ
先に抜け出し先頭に躍り出たステレンボッシュをゴール前で外から差してきたチェルヴィニア。
差し届いたチェルヴィニアが1/2馬身差をつけてゴール

スタート直後のゴチャつきと直線で5番コガネノソラが若干不利を被った以外はほぼ力通りの結果と読んで良いかなと思ったレースでした

チェルヴィニアは去年のアルテミスSの走りが本物だったと証明
直前情報で元調教師や元騎手がこぞって体調はベストと絶賛していて調子に関しては間違いなく最高。あとは本質的な馬の力が足りているのかという判断でしたが、実力も本物だったということですね。
個人的には、桜花賞に関してだけなのか不明ですが、右回りが下手そうというのが気になりました。それくらい桜花賞の走りはひどい。
ただし右回りで走ったのが桜花賞のみ(それ以外は全て左回り)なので半年ぶりの実戦だから走りが本物では無かっただけなのか、右回りが下手なのかは判断不能
次に右回りで走る時は要注意かもしれません(秋1走目とか)

ステレンボッシュは桜花賞馬としての意地は見せてくれた2着なんではないでしょうか
ただ個人的には、成長力と長距離適正に疑問符がついているので秋競馬では要注意かなと感じてます

レース後コメントで距離が長かったと話していた馬は
6着スウィープフィート
9着アドマイヤベル
11着ラヴァンダ
12着コガネノソラ

逆に長距離戦線で面白そうなのは5着ランスオブクイーン
逃げた2頭は大差の最下位。一緒に2番手を走っていたタガノエルピーダも16着。
このスタミナと粘りなら、今後牡馬に混じっての長距離戦でも期待出来るかも?

自分の本命だったコガネノソラ(12着)
直線で不利があったと見ていたのですが、その時には間に突っ込む脚が残っていなかったようですね
道中に不利があったわけではないですが、ずっと馬込みの中にいたので
意外とストレスがかかっていたのかもしれません
スイートピーSの時も馬込みの中を走っていたんですけど、G1に出走する馬たちとオープン出走の馬たちとでは周りからの圧力が違うのかもしれません
いわゆる走ったレースの格によって疲労度合いが違うというやつですね
まぁこれをクリアしてくれると読んでの本命だったのですが、石川騎手の談話として「距離が長かったのかも」というのもあったので適性距離の問題だったのかもしれません

ライトバックは桜花賞に続いての3着
ただレースをするごとにイレコミも少なくなっているようですし、レースぶりも上手くなっていると思います。今後も注目。
対してスウィープフィート
力はあると思うのですが色々と注文のつく競馬
今後はどこかで穴をあけるような馬になるのかな、と夢想

最後に馬主である(有)サンデーレーシングのクラシック戦略について
牝馬クラシックをチェルヴィニアとクイーンズウォーク
牡馬クラシックにレガレイラ
オークスにレガレイラを出走させない時点でチェルヴィニアとクイーンズウォークに大きな期待を懸けていた&勝つ自信もあったということみたいですね。
そしてダービー出走を選んだレガレイラにはチェルヴィニア以上の力を感じているのは確か
あとはその能力が牡馬一線級に勝つ能力があるかの問題
まるで今回のチェルヴィニアと同じような図式が出来上がっていますが、私自身の予想ではダービーでは無印の予定
チェルヴィニアより強いかもしれませんが今年の牡馬には勝てないだろうというのが事前の予測です


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