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球団News 鹿児島ドリームウェーブの2021年

今回はちょっと、時を現在に戻して。今シーズンのドリームウェーブを振り返ってみたい。

納会

2021年12月1日。

私は、社会人野球クラブチーム鹿児島ドリームウェーブのシーズンを締める納会にご招待いただいた。

私の中で『納会』というのは、20年以上前のコピーライター時代に参加した広告代理店主催”大飲み会”の印象しかない。だから今回のお誘いにも「ありがたい」という気持ちこそあれ、とても気軽なものだった。

会場は鹿児島市内のホテル、レクストン鹿児島。
ちゃんとしたホテルでやるんだな…と緊張半分で受付を済ませた途端、半分しか緊張していなかったことを激しく後悔した。

あ、これちゃんと緊張90%くらいで来なきゃいけなかったやつだ^^;

受付から会場まで選手がずらりと並び、席までエスコートしてくれる。
席次表まであり、選手たちの所属企業のトップが名を連ねている。
今シーズンのチーム戦績、個人成績がきちんと製本され配られる。


この一年半の間、取材を通して社会人野球という世界に触れてきたが、まだまだグラウンド周りのことしか知らないんだ。
そのことが、そのぴんとした空気の中で感じられた。

『納会』というのは、「みんなおつかれさ~ん。さー呑もう」というものではなく、スポンサーや選手を受け入れてくださる所属企業に今シーズンの報告をする場なのだな。

それだけ、社会人野球クラブチームというのは、個人法人問わず多くのサポートを必要としているということ。そのサポートへの感謝を表す意味もあっての『納会』なんだなぁ。今さらながら、そう実感した。
考えてみれば当たり前なのだけれども。

戦績

さて、鹿児島ドリームウェーブの2021年はどうだったのか。

戦績は9試合5勝4敗、勝率.556。

第45回全日本クラブ野球選手権大会は2次予選まで進出、惜しくもあと一勝というところで本戦出場を逃す。
第16回九州クラブ野球選手権大会 鹿児島県予選敗退
第92回都市対抗野球大会 一次予選敗退
第5回鹿児島県社会人・大学野球交流大会 準決勝敗退

という今年の戦績。

結果だけ見てもよく分からないが…
球団代表、監督、後援会長のお話を聞いていると、口を揃えて「不本意な成績」という言葉が出てきた。


今年は有川監督体制での3年目。
昨シーズンはコロナ禍で練習もままならない中、都市対抗の南九州一次予選を突破し二次予選にコマを進めるなど手応えを感じた年だったのに、今シーズンはその流れにうまく乗れなかったらしい。


ウグイス嬢でもある私は、今シーズンのドリームウェーブの試合は紅白戦含め5試合ほど放送席から試合を見ている。
ベンチからは離れているものの、やはり生で試合を見ていると雰囲気は伝わってくるもので…。なんとなく、淀みのようなものが感じられた。
1試合だけ見てもきっと分からない。何試合も見て、肌で感じるもの。

その雰囲気が表すとおり、今シーズンは「勝ちきれない」年だったように思う。

希望

とはいえ新しいチャレンジも!

『鹿児島ドリームウェーブチャレンジベースボールシリーズ』と銘打って、県外の企業チームをお招きして平日のナイターを開催。
仕事帰りに気軽に野球観戦をしていただきたい。そして鹿児島ではなかなか見られない、企業チームとのハイレベルな試合を楽しんでいただきたい。もちろん、チームの研鑽ともなる。
そんな想いで今年から始まったシリーズ。

これは来年以降も続くそうなので、このnoteでもお知らせできたら、と思っています。

週5ほどの練習に、恒例の少年野球教室も開催。コロナ禍とはいえ細心の注意を払いつつコツコツと活動してきた。


いちファンとしては、来シーズンは手応えある試合をと期待したい。
勝敗に拘るのはもちろんだけれども、選手監督とも納得のプレーを見てみたい。
何千試合も見てきたからわかる。きっとその試合は、弾けるような肌感覚。ドリームウェーブのそんな試合を、2022年は目の前で見たいし、多くの人に見てほしいと願っている。

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