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球団News!2022.12.1号①『第6回鹿児島県社会人・大学交流野球大会』初戦vs鹿児島大学

11月最後の週末。
いよいよシーズン最終戦となる『第6回鹿児島県社会人・大学交流野球大会』が開催された。

厳密に言うと、11月23日勤労感謝の日に1回戦があったが、鹿児島ドリームウェーブは2回戦からの出場だったためこの日の試合はなし。週末2日間の出場だった。

鹿児島県社会人・大学交流野球大会とは?

『社会人・大学交流野球大会』というのは、シンプルに鹿児島県内で硬式野球チームのナンバーワンを決める大会。

第6回とまだ若い大会ではあるが、おそらく鹿児島県内の硬式野球のレベルアップを図ってスタートしたのではないかと思う。
そして本来ならば大学生が卒業後も野球を続けるための目標となるチームとして、鹿児島ドリームウェーブや薩摩ライジングといった社会人チームがトップに輝く…というのが理想なのだろう。

ドリームウェーブファンとしてこの大会の見どころ

まぁ、その理想は置いておいて(いや本当は置いてちゃダメなのだが)。

ドリームウェーブファンとしてこの大会の見どころはというと、なんと言っても誰が先発するのか!?ということだった。

実のところ10月のクラブ九州で、主力投手であった左の山下大斗と右の庵下が退団。エース今井も今季限りでの退団が決まっているためおそらく先発はない。

在籍する投手の半数は公式戦のマウンドを経験していないというのは非常事態なんじゃないか!?
いや、だからこそ誰かが目覚めて急成長するのか!?

今までそんなこと考えたこともなかったのに、柄にもなくいろいろと考えを巡らせ、前夜は目が冴えてしまった。
ちなみに私の予想は、初戦の先発は#14佐伯、2戦目は#41村上。

スタメン

初戦は11月26日土曜日。
鹿屋市の平和公園野球場(串良球場)での第一試合は、雨のため遅れに遅れた。待っているあいだも雨は続き、本当に試合開始できるのか不穏な空気。

鹿児島国際大学を下して2回戦にコマを進めてきた鹿児島大学は、そんな雨の中にベンチから大きな笑い声が響いてくるなど、楽しげな雰囲気。
かたやドリームウェーブのベンチは静かだった。
若さ?いや平均年齢はさほど変わらない。
試合に向けて気持ちが乗っている感じは、鹿児島大学のほうから強く受けた。

スタメンは以下の通り。

1番 センター 高尾[(株)ゼンケイ]
2番 ショート 馬庭[(株)ゼンケイ]
3番 サード 下池[ユーミ―コーポレーション(株)]
4番 キャッチャー 上村[ユーミ―コーポレーション(株)]
5番 ファースト 榎並[(株)昴]
6番 ライト 吉田[城山ホテル鹿児島]
7番 指名打者 埜川[(株)ゼンケイ]
8番 セカンド 島木[(株)西川グループ本社]
9番 レフト 小林[中央仮設(株)]
ピッチャー 池田[ホテルレクストン鹿児島]

私の予想は早々に外れた。

試合内容

2時間遅れの12時に試合開始。
先発の#16池田、勝手ながらすごい緊張しぃなイメージを持っていたのだが、なかなかどうして堂々としたマウンドさばきだった。

しかし。
チーム全体の雰囲気が違う。なんだろう?覇気がないというか…
これまでの大会では飛び跳ねるようなハツラツプレーの選手からその弾ける若さが感じられなかったり、落ち着きとユーモアでチームを鼓舞していた選手は落ち着きというより重さのようなものを感じたり。
チーム全体からも声が少ない。内野手からピッチャーへの声掛けがない?
気のせいかな?

先発池田は初回こそ落ち着いていたものの、2回に四球を与えたあたりから制球が乱れ始め3回二死で降板、代わった佐伯も制球が定まらず1イニングで降板した。

守備も乱れた。ショート馬庭が1イニングに2エラーなんて、過去にあっただろうか。
記録にこそ出ないものの、あの球は捕れたんじゃないかとか、あそこは併殺がとれたんじゃないかとか、そんなプレーが多かった。

結局前半4回までで12点を献上。
これまさに『献上』という表現がぴったり。

4回裏から反撃に転じ、ホームランも2本出て6点を取ったが、時すでに遅し。
結局9回裏は三者凡退であっさり敗戦。
なんとも後味の悪い、モヤモヤばかりが募る試合内容だった。

鹿児島大学   0 0 9 |3 0 0 |0 0 0 |12
鹿児島DW  0 0 0 |2 4 0 |0 0 0 |6

先発 池田 [ホテル·レクストン鹿児島] 2回2/3→ 佐伯1回 [ユーミーコーポレーション㈱]→ 江上 [㈱昴] 4回1/3→村上 [㈱ゼンケイ] 1回

長打 本塁打/吉田・榎並

試合後、一目で不完全燃焼の苛立ちが伝わってくる選手もいた。
もちろん気持ちを切り替えるべきではあるが、その苛立ちや悔しさこそが次への糧になるのではないか。そんな気もした。

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