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SDGsの怪談 〜18個目の目標〜

今更SDGsとはなにかを解説するつもりはありません。知りたい方は外務省のホームページで確認してください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

2021年になってSDGsはTVでも流れるし、新聞雑誌でも取り上げられる。2030年まで10年を切りメディアだけじゃなく多くの企業も、その目標を意識し始めている。

そんななか「SDGsウォッシュ」なる言葉も誕生している。「SDGsウォッシュ」とはSDGsに取り組んでいるように見えて、実態が伴っていないビジネスのことを指す。
とくかくSDGsと付けば売れる、人気になる、予算が付くなど表面的な賛同しかしていない状態のことになる。

そして、SDGsを普及する市民団体、NPO、公共団体、グループなどが乱立し、イベントやワークショップ、講演会も多数開かれるようになった。無料のものから高額な料金を取るものまで、勉強会からゲームまで、多種多様なものが誕生している。

そのような状態になってくるとSDGsの理念は素晴らしいのだが、SDGsの普及団体を運営しているのは人間。SDGsの理念を掲げながら様々なイザコザが生まれる。
・イベントを共同主催したが、代表同士でどちらが何を話すのかで揉め始める
・代表が作った資料の出来がイマイチなので会員が意見を述べたら、代表から攻撃される
・俺が(私が)一生懸命勉強して習得した知識なのだから価値があると言い、お金を要求する。
・こちらの団体のほうがあそこの団体よりも優れていると優劣をつけ始める
・あそこの代表は横暴だと関係する団体に連絡する
・働いている会社にまで押しかけて文句を言う
・集客がうまく行かないのを誰かのせいにする
など、次から次に揉め事が出てくる。


なんて恐ろしいことでしょう、そこにはSDGsの理念などなく、今まで通り人間のエゴの塊の集団になっているではありませんか。

みんなで手を取り合ってとか少し前まで言ってませんでしたっけ?

おぞましいSDGs妖怪が生まれているではありませんか

まるで18番目の目標が「SDGsの普及に貢献する団体・個人に異論・反論する人間は攻撃しても構わない」と書いてあるかのように・・・

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