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ハリウッド映画の主人公という錯覚

自分はハリウッド映画の主人公

戦争になっても、天変地異が起こっても、宇宙人がやってきても自分だけは生き残る
そんな、勘違いをして人はみな生きている

誰もがいつ交通事故にあうかわからないし、台風、地震で命を落とすかわからない
でも、自分だけは助かると思っている

だから

車椅子の人やハンディのある人に「邪魔だ」と罵声もあびせられる
自分は死ぬ瞬間まで車椅子に乗るような生活はしないと思っているから
想像することが出来ないから
歳をとって歩けなくなることや病気になることを想像できないから

北海道の住宅街にヒグマが出没した
危険なので射殺したら
「ヒグマを殺すなんてかわいそう
 クマさんと仲良く共存する方法を考えたほうがいい
 大通り公園にクマさんとふれあいできる公園を作ったらいい」
はぁ?? である
くまのプーさんにぬいぐるみと勘違いしていませんか?
登別のクマ牧場に行って実物のヒグマを見てきたらいいんじゃないですか?
自分は絶対に襲われることは無いし、安全な場所にいるから
どれくらい危険なものか想像が出来ないから

丸山穂高は
「近隣諸国との問題解決には戦争するしかない」
と言う
自分は絶対に最前線に行くことは無いと思っているから
指令本部のような安全な場所で指示命令するのが俺の役割と勝手に思っているから
自分に危険が及ぶ前に誰かが守ってくれて自分は生き延びるものだと思っているから
俺様は国会議員で守られる存在だと思っているから
いっそ、紛争地帯の最前線に送り込んで現実を見せてあげたらいいと思う

想像力が足りない
いや、想像はしているのかもしれない
でも、あくまで自分はハリウッド映画の主人公
最後まで元気で死なないと思っている

でも、本当にもらえた役は映画の最初にゴジラに踏み潰される役かも知れないのにね

想像してごらん
ジョンも言ってるよ

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