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言葉と行動、そして「一体感」の話。#幻の開会式 まで残り【27日】

TMJP_School講義レビュー①に続いては、第6回講義について語ってみる。一気に解説するのもいいけど、今後はあえて少しずつ振り返るのも悪くないなと。

第6回目「コピーライターじゃなくても知っておきたい超言葉術」(阿部 広太郎/電通コピーライター)


電通時代に大先輩クリエイティブ・ディレクターの高崎さんがテラゴヤという企画塾を若手クリエイターに開いてくれるという、今考えてとても貴重な場があって、その時、一緒にその私塾で切磋琢磨したのが阿部くんだ。

大きな体格なのに、とても物腰やわからかで、塾生たちの飲み会でボソボソと話をしたことを覚えている。その当時、自分も社内にたくさんいる若手のなかの一人で、どこかにチャンスのタネは転がってないかと、モヤモヤしていた。きっと、阿部くんも、その会にいたみんなも同じような気持ちを抱えていたと思う。

それから、その企画塾が終わってからも、自分は自分で必死に目の前の仕事に追われながらも、いつか自分もいい案件に出会いたいなぁ、なんて考えつつつ、あっという間に数年がすぎていた。

そんなある日、阿部くんはこんな本を出した。

正直、その時読んだときは、胸がザワザワした。自分にとって、本とは「何かを成した人がその成功を語るもの」と思っていたのだけど、阿部くんの本を読むと「これから何かを成すために、自分からチャンスを掴みにいく」、そのために本を出すというような気迫というか、覚悟を感じた。そしてその葛藤も、野望も素直に書かれたこの本を読んで残ったのは、なぜか「一体感」という言葉だった。正直、その読んだ直後には、阿部くんが大事にしたいという「一体感」なんてフワフワしたものが、なぜそんなに大事かは自分にははっきりとはわからなかった。しかし、その「一体感」という言葉は、自分の頭の奥に、魚の小骨のようにずっと引っかかっていた概念だった。

そしてまた数年が立って、2020年。自分がコロナになって改めて「一体感」について考えた。今回コロナがなければ今年日本が一番「一体感」を感じられた日といえば、きっとオリンピックだ。だからこそ、今回のソーシャルアクションを始めるに当たって、コロナによってなくなってしまったオリンピックの開会式7月24日にみんなで「一体感」を感じる何かを仕掛けたいと思った。

阿部君の前回の本はそんな、きっかけになった本だった。そして今回の講義を迎える。今度はちょうど阿部くんが2冊目の「超言葉術」という本を出すタイミングだった。ますます行動と言葉によって、たくましく成長した阿部君がいた。

今回の講義の中で、阿部君は「安全な消費」という言葉の定義について、深く向き合ってくれた。自分自身にも答えが出せていない問いに対して、一緒に向き合い議論できたことは、本当に嬉しかった。そしてまた、この本の中で「怖い野生の塊」を「ライオン」という言葉で捉えたように、今回「安全な消費」について輪郭がよりクリアになっていった気がした。

実際の講義動画はこちら。↓

https://www.youtube.com/watch?v=QCWgDP_JTNA

そして7月24日の日には、さらに良い答えを出せるように、これから残りのラストスパートを駆け抜けていきたい。

幻の開会式まで、残り27日。

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