「勝負哲学」~戦のできる男、できない男。
以前に、羽生善治氏と岡田武史氏の対談「勝負哲学」を読みました。
お二人とも、日本を代表する勝負師ですから、感銘を受けながら読みました。
初めてのワールドカップ初戦の選手たちに。サッカー日本代表 岡田武史監督。
「うまく行かなかったら監督の責任だ。
だから、おまえたちは背負った荷物をここへ置いていってくれ。」
これが、指導者の責任の取り方だろうと感動しました。
あまりにも、責任回避、保身の似非指導者が多いものだ。
羽生善治氏
「リスクテイクをためらったり、怖がったりしていると、
ちょっとずつですが、確実に弱くなっていってしまうんですね。」
「リスクを取らないことが、最大のリスクだ」とは、有名な言葉だが、「攻撃は最大の防御」。
負けて責任がとるのが怖い大将では、戦にならないわね。
「なぜなら絶体絶命のときか大ピンチというときには、人間は意外に正しい判断をするものだからです。」
「ピンチも中途半端なものだと判断ミスが多くなります。」
人は、ぎりぎり、どん底に追い詰められて、もうこれ以上落ちないと、
開き直ったときに、大きな力を出すものですね。必死の力ですね。
岡田武史氏
「世界はマリーシアをサッカーの一部と考えているかもしれないが、日本も同じように考える必要はないと思います。
少なくとも私は、あれをサッカーに必要な行為だと思わないのです。」
「ずるさなしの真っ向勝負で戦ってそれで勝てれば一番いいんじゃないか。」
※マリーシアとは「反則をもらうためにおおげさに倒れたり、痛がったりする。
審判に不要な抗議をして時間稼ぎをしたり、相手の冷静さを失わせるために挑発的な行為をしてみたりする」(本文より)
こういう人、周りでもいますよね。
日本男児は、正々堂々、美しくいきましょうや。
権力を持つと、絶対的に腐敗する。
あなたの周りの権力者も、同じじゃないですか?