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若手クリエイターが考える才能の息吹かせ方〜師匠編〜

この度、noteで新たな連載企画を
スタートいたします。

題して、「若手クリエイターが考える才能の息吹かせ方」です。

そういうあなたは、才能を息吹かせられているの?という話は置いておいて。

営業からの異動後、自分なりに模索してきた道についてなるべく正直に書く。ただ、それだけの企画です。

まだ育ちきってない私だからこそ書ける、
キャリアの話やらライフの話やら、
頑張って書いていきたいと思ってます。

今日は、その中でも
師匠のつくり方について。

皆さんに、「師匠」と呼べる人はいますか?

私は日頃コピーライターの仕事をしているのですが、広告クリエイターの中で暗黙の了解とされてきた成長の仕方として、「師弟関係で学んでいく」というものがあります。

先輩についてまわって、
指導してもらって、仕事をもらって。

そんな日々で、広告クリエイターとして成長していくのだという常識。

今はクリエイターの働き方にも多様性があるはずですが、わたしはそのいわゆる「師弟制度」に憧れを抱いていました。

というのも、私が新卒で入社した会社は、トレーナー制度はあれど、深い師弟関係の中で師匠のクリエイティブの思考の源泉に触れ、1日のほとんどの時間を一緒に過ごしていくといったような働き方ではなかったからです。

もちろん、研修制度やサポートはしっかりあり、成長できる体制は敷かれています。

ただ環境として、誰かコピーライターの師匠がいるわけではない。

そういった中で、わたしは学んできました。

でも日々を積み重ねてきて、ふと思うのは、「師匠は必ずしも社内にいなくていい」ということでした。

師匠は必ずしも社内にいなくていい。

もちろん、キャリアや仕事の具体的な進め方など、相談できる先輩は社内にいたほうがいいと思います。

悩みを聞いてくれたり、相談に乗ってくれたり、応援し背中を押してくれる存在が会社の中にいるのは本当に有難いことですし、わたしはそういった環境に恵まれてきました。

ただ、個人的に企画やコピーライティングは
なるべく社外の師匠にも積極的に見せることをおすすめします。
※守秘義務を守り、見せられる範囲で!

私の場合は、複数の人を勝手に師匠だと思い込み、自分から話を聞きにいくことを実践していました。今でもたまにやっています。

今考えると、社外の知らない若手から連絡が来ても、「?」って感じだったかと思いますが、こういう人が珍しいからなのか、先輩方は皆、快く応じてくれる方ばかりでした。

まさに、「配慮はするけど、遠慮はしない」の精神。(これも、私が勝手に師匠だと思っている、阿部広太郎さんから学びました笑)

そして、何より社外で師匠をつくると、かなり企画に対してフラットに意見をもらえる印象がありました。

社内では役職や立場があったりして、なかなかフラットに本音を引き出すのが難しいケースもあると思います。

そんな中、私の場合はそもそも企画に対して、厳しいことを言ってもらうために突撃してきているわけで。その時点で、相手の指摘しやすさを多少はつくれていたのかもしれません。

自分が教わりたい人に、教えてもらいに行く。
自分が会いたい人に、会いに行く。

ただそれを、実践してきました。

この環境と、社外に師匠をつくるために動いた経験は、今でも自分の糧になっています。

もちろんお母さんでも、
パートナーでもいいと思います。

取り急ぎ「社内に師匠をつくらねば!」という呪縛からは、早いうちに離れた方がいいというのが私の意見です。

社内に師匠がいないと嘆いている人がいたら、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

師匠は必ずしも1人じゃなくていい。

1人の人間に深く、深く学んでいくことももちろん大事。

私も、好きなコピーライターのコピーを見漁ったり、尊敬できるクリエイターのメソッドを集中的に学べるような講座に通ったりしていました。

ただ、1人のメソッドに固執しすぎたり、染まりすぎることがないようには心がけていました。

あくまで、知識を編集するのは自分次第。

自分以外のたくさんのクリエイターの企画の中で、自分の企画を育てていくような成長が自分らしいと、今ではそう思えています。

何より、社外において企画やクリエイティブだけで繋がれる師匠が複数いるということが、自分にとってはとても心地よい師弟関係のあり方なのです。

師匠は必ずしも社内にいなくていい。
師匠は必ずしも1人じゃなくていい。

そんな新しい師弟関係を、これからもたくさんたくさん自分らしく築いていきたい。
そう思っています。

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