若手クリエイターが考える才能の息吹かせ方〜転機編〜
お疲れ様です。
最近は「note見てます!」とお声がけいただくことも多く、幸いなことに書く意味を見いだしながら、書けています。
今日は第5回のテーマとして、
転機についてお話します。
実は、後輩でもあり、友人でもある一倉莉奈さんからリクエストいただいたテーマです。
クリエイターとして今に至るまでの転機について、立ち止まり振り返ってみたいと思います。
形にするスキルを身に付けたい
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私の初期配属は営業でした。
営業として、トークスキルやプレゼン力、なによりクライアントと向き合うスタンスなど学ぶべきことはたくさんありましたし、当時の仕事は充実していました。
そんな中、最初の転機が訪れたのは、
クライアントのある言葉がきっかけでした。
当時、クリエイティブディレクターが付かない案件で、自分自身がクリエイティブ領域を担当する機会がたまたまありました。
「飯島さんの考えていることは正しいけど、出てくるアウトプットがなんか違う」
おそらく、そのクライアントとってそこまで深い言葉ではなく、「頑張って早く修正してね」ってことだったと思うのですが、自分にとっては深く心に突き刺さった言葉でした。
きっと、自分自身に思い当たる節があったからだと思います。
哲学科だったわたしは思考する能力に長けていたものの、当時、考えたことを魅力的にアウトプットする能力が相対的に見て低かったのかもしれません。
その言葉を通して、考えるスキルと、形にするスキルは違うということに向き合わされ、クリエイティブへの関心が高まっていきました。
「デザインは特別なスキルがいる」と思い込み、なかなかハードルを感じていた私は、そこでコピーライティングを選択します。
学んでみると、コピーライティングも言葉の特別なスキルがいるということがわかり、出来ない自分に何度も挫折するのですが。
しかし、結果的に人から言われた言葉をきっかけに、形にするスキルの重要性に気付けたことはよい転機になったと考えています。
ただ自分が輝ける場所を探して
クリエイティブへの異動は
正直不安なことも多かったですが、
・コピーライター養成講座に通っていたこと
・コピーライティング関連の小さな社外コンペにチャレンジして、結果が出始めていたこと
が自分の背中を押してくれたような気がします。
やっていけるんじゃないかという謎の自信と、自分が本当に輝ける場所を探したいという渇望だったと思います。
まず講座に通ったり、小さくてもいいから形にしようとコンペに積極的に参加しようと動けたことこそが、自分の転機をつくっていくことに繋がりました。
自分が踊れる舞台を渇望する気持ち、そしてそこに近づくために、まず出来ることから小さくスタートさせる。
今でも、大事にしているスタンスであり、このスタンスこそが転機を引き寄せたのかもしれません。
わたし、こんなもんじゃないから見てて
今のところ、最後の転機は、やはりヤングカンヌかもしれません。
その前に、一緒に組むデザイナーとの出会いもありました。
それまで、社外での活動は1人でアウトプット出来ることに終始しており、限界を感じていました。
ただ、出会いをきっかけに変わっていきました。
もちろん、最初からうまく組めるわけでは無いですが、二人で組むことを始めてから、遠くまで行ける感覚が芽生えていきました。
私の場合、出会いのきっかけは講座。
同じ熱量、思いを持った人が集まる。
その場で出会えた相方と共創する経験から多くの学びを得ました。
お互いの得意を引き出し合い、高めあう。
色々な人と組むことで気がついた、自分のダメな部分にたくさん向き合う。
仲間を得て、それを繰り返してきた私は、強い気持ちで、ヤングカンヌをはじめとした挑戦の場に出て行くことができました。
その根幹にあったのは「こんなもんじゃない」という世の中への漠然とした反発心であり、一緒に組む相方に対しての「わたしこんなもんじゃないよ、見ててね」という熱意でもあったと思います。
頑張っている仲間が、相方が、いる。
だから私は今日も、「こんなもんじゃない」と意気込むことができている。
そして今、私は次の転機をつくるために
頑張っている。
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