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赤ちゃんが日記 27

最近、僕はなんだか強くなってきているみたいで。筋肉って赤ちゃんにもつく?つくみたいだね。置いてあった缶詰も一気に倒せたし、閉まっていたドアも押したら開いたし、父のスネに生息していた黒い物体も・・・あとから聞いたらスネ毛だって・・・握って引っ張ったら父が悶絶したし。
とにかく、強くなってきているみたい。ポニョポニョしているけど、実は筋肉があるみたいだよ。

だから試してみたんだよ。小さな箱に両手をついて、足を踏ん張って「よいしょ」って。でもだめだったー後ろ向きに「ばったり」
思い切り大声だして、母がとんできたけど・・・大丈夫。痛くないよ、びっくりしただけ。うーん、筋肉はそんなにすぐには付かないねぇ。まあ、裏切らないだろうけど。

話は違うけどさ、敬老の日に「もうひとりのおばあちゃん」って人が来たよ。僕を見て「ぎゅー」って抱っこしてくるから、泣いちゃった。だって、この人は誰なのか?分からなかったから。でもね、ずっとずっと僕のことを見ているんだ。寝ていても見ているんだ。何をしていても、ずっと見ているんだ。ちょっと他の大人とは違うね。これが「血のつながり」ってやつ?嬉しいものさ。

母が「僕からのプレゼント」って写真を渡していたよ。
僕はまったく知らないけど、おばあちゃんは大喜び。やるじゃん、母。ぬかりない。これが「処世術」ってやつなんだな。

おばあちゃん、いつか僕が手書きのカードをあげるよ。お小遣いと交換で 笑

          つづき


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