水野由多加

唯の小説を書いています。 記事は有料にしてありますが全て無料で読めるようにしてあります…

水野由多加

唯の小説を書いています。 記事は有料にしてありますが全て無料で読めるようにしてあります。頂いた金額は独立資金に使わせていただきます。

最近の記事

ソフトバレイ

noteに登録したことを忘れていました。 気がついたらチョコチョコ書いていこうと思います。 それでは今回は呟き。 ✳︎✳︎✳︎ 仕事帰りの車の中、ソフトバレイの森岡賢がこの世にはもう居ないことをふと思い出した。学生時代、僕はソフトバレイのメンバーをインタビュー記事を好んで読んでいた。 親が有名な作曲家の森岡、学者の親に反発するように音楽の道を選んだ遠藤、親が医者で自身も慶應医学部を受験するために上京した藤井。その3人が偶然東京のクラブで出逢いソフトバレイを結成。何とも個性

    • 約束(無料で読めます)

      あれは小学6年生の夏休み、ラジオ体操の後だった。皆んなが帰り、僕は玲香と二人で公園のブランコに揺られていた。 「来年中学生だね。ヨシキは部活何にするの?」 突然彼女が聞いてきた。長い髪が宙に舞う。眼下に見える海から潮の香りが鼻に付く。ひまわりが遠慮がちに揺れていた。 「バスケ部かな。仲の良い先輩が多いから」 「ふーん、じゃあ、私もバスケ部にしようかな。ヨシキいるから」 「馬鹿。男子と女子は練習別々だよ。それにそんな理由なら好きな部活選んだほうがいい。絶対後悔するから。で

    ソフトバレイ