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生まれる前の記憶

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生まれる前の世界。 そこは、中間生と呼ばれる場所。 どんな世界だったか、ちょっぴりのぞいてみませんか?あなたもきっと、そこに居た。何か思い出すかもしれませんよ。
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#人生の青写真

2.日常としての生まれ変わり

生まれる前の記憶について、調べると、子どもが語る記憶が多い。 いわゆる、胎生記憶や中間生の記憶。 空の上にいた、神様がいた、ママを選んだ、とか。 感動を呼ぶ話が多いのですが、私の記憶は、なんというか、本当に、申し訳ないくらい 即物的。同じ世界のはずなのに、体験する側のスタンスが違うと、こうも違うかというくらい、世界観が違っています。 なんか、すみません。 これから、色々書こうと思うけれど、まず先に謝っておきます。 感動的な話が好きな方をがっかりさせてしまうかも。

11.影の本

生まれ変わり手続きの補習編です。 今回は、9.望遠窓を、うまく使えなかった私が、 最終的にどうやって生まれてくる家族を決めたのか という話になります。 10.人生計画を完成させた私は、8.「お世話係」さんに、呼び出されます。 そこは、テーブルとイスがあるような個室でした。テレビで見る刑事物の取調室のよう。暗くて、部屋の隅が見えません。 他の5.「光の玉」はいませんでした。 どうやら私だけ呼び出されたようです。 ここら辺が、補習っぽいと感じた理由です。 他の人も

10.人生の青写真

補習の前に、他の手続きもありました。 いわゆる「ブルーノート」、「人生の青写真」の作成です。 ここら辺は、うっすらとした記憶しかありませんが、特に手間取ることなく、取り組んだ印象です。この私が。うーん、あやしい。 どんな人生にするか、生まれる前にある程度、計画を立てます。 計画といっても、具体的なエピソードを書きこむのではなく、おおまかなパラメーターが決まっていて、それを割り振る感じだったと記憶しています。 例えば、”幸せ”だけで、人生を終えたくても、それはできませ