ぼくはソニー(1)

ぼくの名前はソニー。ぼくはM県のT市というところで生まれた。兄弟たちと遊んでいた時、お世話してくれてたおじさんがぼくと兄弟を抱き上げて、ある家族に見せたんだ。おじいさんとお母さんそれに男の子二人がぼくたちを見ていた。その中の背の低いほうの男の子がぼくを指差しておでこが白くて可愛いと言った。それが哲郎との出会いだ。そのあとその家族の家に行ってぼくはおじいさんにゴシゴシ洗われた。ウンチまみれだったぼくはサッパリした気持ちになったけれど、とても不安だった。お母さんや兄弟と離れてしまって、これからどうなるんだろう?お腹すいたなぁ。
でも哲郎が頭を撫でてくれて、なんだか不安はだんだん消えていった。そして最初に連れてこられた家はおじいさんの家だったから、横浜の哲郎の家に連れて行かれたんだ。そこは人や車が多いザワザワした街だった。

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