私が大切にしている言葉

私が大切にしている言葉。

それは、

「ありがとう」です。

誰かに親切にしてもらったり助けてもらったりする事って決して当たり前ではないのだけれど、いつの間にかしてもらう事に慣れてしまって言わなくなってしまう。
特に家族や仲の良い友達など身近な人には尚更言わなくても伝わっているだろうと思いがち。

私の両親は過保護と言っても過言ではないくらい私の為に何でもしてくれる人達だと思います。
とても有難かったけど、それが反って自分の成長を止めてしまっているのではないのかと思った事もありました。
「もし両親がいなくなったら私ちゃんと生きていけるのだろうか？」と危機感を覚え、甘えてばかりいてはダメだと一人暮らしを始めた事もあります。

家族と離れて暮らしてみて初めて両親の存在の大きさに気付きました。
家に帰ったらご飯の用意がされている、洗濯物がいつも綺麗に畳まれている、ふかふかのベットで快適に寝る事ができる等々。
何不自由ない生活を20年以上も過ごさせてもらいました。
近くにいると、親の干渉が嫌でイライラしたり素直になれなかったり不機嫌で過ごす事も多々あったと思います。

でも今は母の病気がきっかけにもなり、なるべく面と向かって「ありがとう」を前よりも伝えるようになりました。
離れてからの方が素直に気持ちを伝えられるようになり、両親との距離感は今が一番良いと感じています。

今でも月に一度、両親から電話をもらいます。
最初は面倒臭いなぁと思っていたけど、いつも私の事を想ってくれているんだなぁと感謝しています。
だから電話の最後には必ず「ありがとう」を伝えています。

「ありがとう」という言葉は音としてもとても良いらしくて、とある実験によると「ありがとう」を何回も言い続けた水には良い形の結晶ができたそうです。
人間は体の約60％は水でできているから、言う側にとっても言われる側にとっても良い事なんですね。だから何回言ってもいい。

上京してからも変わらずその言葉を大切にしていて、日頃からお世話になっている人達、一度しか会わないような人達、そしてSNSを通してでもありがとうをこれからも沢山伝えていきたい。

一見ちょっとした事でもふと思い返してみると自然と感謝の気持ちが溢れてきてとても温かい気持ちになります。
そう感じながら、今私はこのnoteを書いています。

ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。

うん、やっぱり良い言葉。
大切だし好きだなぁ。