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ビギナーから金巻き上げてどうするんだ

行政書士登録した頃、登録日から約3日間くらい朝昼晩とびっしりと電話が鳴っていた。早口で電話口の後ろが雑然とした雰囲気。俗に言う「ひよこ食い(ひよこ狩り、とも言うそうですね・・)」の電話。「お取り扱いの業務を当社の福利厚生事業に・・・」「なんで許認可業務が福利厚生事業と関連あるの・・?」「ぜひ当社とタイアップして集客にお役立ていただければと思いまして・・」「タイアップ?貴社はどちらの県にある事業所ですか・・?」そもそも、当方は北海道札幌市、北海道の事業者が新人の行政書士に業務を依頼するために、わざわざ埼玉県の怪しげな業者に仕事など依頼するはずがなかろうに・・と思いつつ、初めてかかってくる業務関連の話に、ふとお付き合いしている自分が情けなく感じるところ。仕事の依頼って、こんな感じなのかなあ・・とざっくりとした感覚。

そのうち冷静になって考えてみると「仕事の依頼につけ込んで・・」などと、ふつふつとした怒りがこみ上げてきて「申し訳ございませんが、そのような余裕は現在はございません!」そう言っても、なかなか先方は電話を切ってもらえず「資料だけでも」と粘られる始末。メール送信された資料を見ると「サーバーのレンタル」「法外な料金の会員登録費」などさまざまなもの。新人から金巻き上げてどうするつもりなんですかね・・困った商売人たちである。

最近また電話が多いんですよ

私は、7/1付けの行政書士登録。7月に入ってから、この約一ヶ月間、やたらと営業の電話がかかってくるようになった。登録月は勧誘月間なんだとうか?

先日も、いかにも新人クンとおぼしき男性から、マニュアルを読みながら緊張して、カミカミ状態の電話が。あっ、そうか、新人研修を終えて実戦デビューなんだな!今度は、鬼のような先輩諸氏のご指導を受けながらノルマ獲得に向けて実践あるのみ!といったところか。頑張って欲しいと思う反面、かなりのありがた迷惑モードの電話。

さらに、初めて女性営業ウーマンからの入電。こちらは、ベテラン勧誘員のようで「先生は、離婚協議書などは扱っておりますか」「はい」「そうですか。もっと早くお会いしていれば私がお願いしてましたのに・・」実にうまい落とし文句。そのまま、Zoom営業になだれ込んでいくような話の持っていきかた。逆に私の方から「あなたは、営業上手ですね!これからの私の営業の仕方の参考にさせてもらいますよ」とお互いに電話口で笑い合いながら、電話終了で無事無罪放免!そんな、プロの話し方には感心させられることひとしきりである。

本音を言えば・・

まだまだ新米の身としては、自分を知ってもらわなければ仕事が回ってこない。このnoteでの発信もその営業の一環と言える。もちろん、自分の考え方を一方的な発信しているだけだが・・その意味では、営業につながるなら「ひよこ食い」に乗っかってみるのも一つの方法なのかもしれない。かなりリスキーではあるが。リスクを冒さなければ大きな成果は得られないのかもしれない。いやいや、やっぱり堅実が一番。落とし穴にドカーン!で身も蓋もなく突き落とされることがないように地道にやっていきますので、みなさん、これからも応援してください!


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