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2016.5.27 cakes「彼氏の家に行ったら全裸の女性に説教されたバレリーナの話」ウラ話 〜プリンシパルは運で決まる〜

--この記事は「投げ銭記事」です--

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。今日の東京は雨。ああ、雨が続くな、なんて思っているといつの間にか梅雨が始まるのです。電車の窓をつたう雨を見ていると、不思議と心が落ち着きます。

さて、今週のcakesでは「彼氏の家に行ったら全裸の女性に説教されたバレリーナの話」というお話をいたしました。全くもって衝撃的な内容だったのですが、本当にタイトル通りのお話でした。まったく、世の中にはとんでもない人がいるもんですねえ。

お話をして下さった彼女は、紛れもないプロのバレエダンサー。私は色んな人にお会いしますけど、プロのダンサーさんは彼女が初めてです。ああ、一人いましたね。以前私は、神戸の近くの女子ばかりで学校としてやっている、ナントカ組とかホニャララ組とかのあのプロ集団の現役の方(男役のトップもいらっしゃいました)と食事をしたことがありましたが、その方々よりもはるかに世間に擦れていないような印象を持ちました。

プロダンサーってどんな職業だろう。私は芸術家でありアスリートであり、エンターテイナーであると思っています。どんな人生を歩むのでしょうねえ。さぞかし芸術家一家なのかと思いきや、普通の家庭で育った彼女は、10歳からバレエを始めたんだそうですが。

そしてどんな生活なのでしょうね。こんなこと、おっしゃっていました。「日本でバレエダンサーとして食べていくのは本当に難しい。海外の方が楽ですよ」って。日本には国立のバレエ団は一つだけあって、1997年に出来た、新国立劇場バレエ団だけなんだそうです。ここは日本の最高峰のバレエダンサーが集まるそうですが、給与は公演ごとに支払われるだけなのでそれで食べていくのは難しい。それと比べると、海外のバレエ団では雇用されお給料が出るそうなので生活も安定するんだそう。

わからないものですね。もっと華やかな気もしていましたが・・・色々な職業がありますが、こういうdetailってその職の方に直接聞かなければわからないことばかり。
でね、私、聞いてみました。
「どんな人がバレエのプリンシパルになれるのですか?努力家なのか、それとも天才なのでしょうか」ちなみにプリンシパルはバレエ団の中のトップの実力を持つダンサーのこと。
そしたらこんなお答え。

「ある一定以上の人は同じくらい努力をしていますけど、そこから一流バレエ団のプリンシパルになったり、フリーのダンサーとしてやっていける人は、「運」の要素が大きい。どんなに素晴らしい技術と表現力を持っていたって、演出家や監督の好みの顔や雰囲気でなければ声はかかりませんから。」

なんと。
公平さの欠片も無いような気がしましたが、でも考えてみるとどんな仕事だって「運」の要素はかなりあるように思います。
医者の仕事ももちろん例外ではありません。ある程度以上のレベルでは、運のある人がより高みに登り教授になったり金持ちになったりするんです。もちろん、ごくごく一部には運を突き抜けて逆境もねじ伏せのし上がる人もいるにはいますけど。

そう考えると、学生の頃や受験というシステムはあまりに公平だったのですね。勉強が嫌で嫌で仕方がなかったあの頃の自分に教えてあげたいくらいです。

あとは、ちょっと下世話な質問もしてみました。

「レオタードって、恥ずかしくないですか?」すると彼女はこう答えた。

「もう慣れましたよ!なにせ子供の頃から着ていますから、余裕でレオイチになります!」

レオイチ。パンツ一丁の時に「パンイチ」って言いますけど、それのレオタードバージョンなんですね。不思議な業界用語です。

しかし結構な美人の彼女ですが、しばらく休んでいる恋はいつ再始動するのだろう。芸術家でアスリートであるバレリーナの恋は、さぞ情熱的なのでしょう。私は美味しい焼き鳥をいただきながら、そんなことを考えておりました。今度、バレエを観に行かせてくださいね、とお伝えして、その日はお開きになりました。大きな、大きな花でも持って行きましょうかね。


今回はとりとめもない話でした。この記事は投げ銭にしたいと思います。以下におまけで、「どうやって私がこういう話を聞き出すのか」を書きました。ポイントは「真剣さ」と「お金」です。

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2016.5.27 cakes「彼氏の家に行ったら全裸の女性に説教されたバレリーナの話」ウラ話 〜プリンシパルは運で決まる〜

雨月メッツェンバウム次郎

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うげつ、ミドサー外科医。cakes「それでも僕は外科医をやめない」連載していました。恋や医者のおはなしを綴ります。
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