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2016.8.26 cakesウラ話〜高畑事件に学ぶ、自分が壊れることなく成長を最大化する方法〜

---この記事は投げ銭記事です---

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。

今日はcakesにこんな記事をアップしました。

「口説きたくない美女、口説きたい醜女」

醜女と書きましたが、不思議なもので中身がいい女だと、見た目も美しく見えるので不思議ですね。

さて、今私は新幹線の中でこれを執筆しています。医者にも結構出張はあるのです。学会や研究会、ラボや合宿など・・・activeで勉強家であればあるほどその機会は増えていきます。名が知れると講演であちこち行くことも多くなりますね。ま、医者の世界は基本年功序列なので、だいたい40歳代後半からになりますが。

今回は少し時事のニュースを取り上げてお話をしたいと思います。

高畑淳子さんの息子で俳優の高畑裕太容疑者が強姦致傷容疑で逮捕されましたね。

高畑淳子が会見 涙で謝罪「大変なことをしてしまいました」

宿泊していたホテルの従業員を襲ったということですが、女性が怪我をしているようです。

あまり知られていませんが、強姦罪と強姦致傷罪では罪の重さがかなり違います。強姦罪だと執行猶予がつくことが多いですが、強姦致傷罪の場合はまず間違いなく実刑(刑務所に入ること)です。6,7年は入ることになるでしょうし、高畑容疑者の場合は刑務所から出ても地獄です。一生涯「レイプ魔」として生きて行くことになりますが、顔も本名もよく知られていますから、こっそり生きていくということは不可能になります。

私は以前のcakes記事でも書きましたが(「知人が児童買春で逮捕されました」)、彼が自ら命を絶ってしまうリスクを強く感じます。もちろんやったことが報道のままであれば、これは極めて悪質で卑劣、とうてい許されることではありません。しかしながら、一生どこに行ってもレイプ魔と言われ続けて暮らしていくのは不可能でしょうね。

そうなることはわかっていたのか。もしわかっていたのなら、なぜその衝動を抑えることが出来なかったのか。

つまり「性衝動」と「理性」の綱引きが行われた結果、「性衝動」が勝ってしまったということです。

これをどう考えるかということなのですが、ひとときの欲望に身を押し流されただけ、というのはあまりに無理があると私は思います。「性衝動」があまりに強いか、それとも「理性」があまりに脆弱か。もし衝動が強すぎるのであれば、これはホルモン療法をしたり改善がなければ極端な話去勢術を施したりするなどして衝動を抑える処置をしたほうがいい。そして「理性」をエンパワーするような矯正プログラムのような何かをするべきです。性犯罪の再犯率は高いという事実があるのですから、そろそろ本気で医学界も考えたほうがいいのではないか、と思います。

高畑容疑者のような「理性」の完敗状態はなくとも、われわれ人間はしばしば「欲求」が「理性」を負かしてしまうことはありますよね。ダイエット中の甘い物だったり、トレーニングをさぼったり、今晩じゅうに終わらせなければならない仕事があるのに飲みに行ってしまったり。

そしてこの理性が負けた時のことを、「ま、たまにはよし」とするか「ありえん、次は100%ないように」とするか全く気にしないかで、その人のストレス蓄積度や人生における到達点が変わってくるように思います。私は仕事関連では「次は100%ないように」と厳しく自分を罰しますが、それ以外では「ま、たまにはよし」スタンスです。

私生活も何もかも全て「次は100%ないように」だと、よっぽど几帳面な哲学者カントのような人か、メンタルが相当タフではないと、壊れてしまいます。医者はそういう人のことをよくA型気質とか言って、高血圧や心臓疾患のリスクが高いなと思ってみています。そしてそういう人はほぼ必ずと言っていいほど四角い縁のメガネをかけています。

かといっていつも「ま、たまにはよし」でもいけません。まあメンタルにとってはかなり良い環境なのですが、仕事でこればかりやってしまうとミスだらけ、遅刻だらけになってしまいます。

ですから、極めて厳しい「次は100%ないように」とハートに優しい「ま、たまにはよし」のあいだに、ジャンルごとの立ち位置を調整するといい。仕事では厳しめ、恋愛は真ん中、部屋の片付けは甘め、といったように。そして少しこころや体が疲れている時にはその位置を甘めに変えてあげればいいし、元気で絶対にうまくいかせたい仕事なんかの時には厳しいところにすればいいのです。図にするとこの矢印のあいだで、どこに立ち位置を置くかを可変性にするといいのです。

こまめに微調整をすれば、「自分が壊れることなく成長を最大化」することができます。私はかなりこれを意識的にやっています。大切なことは意識的に調整することです。ゲームで言えば疲れてる時は「イージーモード」で、元気なら「ハードモード」を選ぶようなものですね。

ひととき頑張りすぎた結果自分が壊れてしまうと、結局は長期間の休養が必要になり長い目でみるとマイナスになりますからね。

以上、ちょっとしたコツでした。

この記事は100円投げ銭記事とさせていただきます。
投げ銭してくださった方のために、「久々に会った、口説きたい美女」のお話を少し。

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2016.8.26 cakesウラ話〜高畑事件に学ぶ、自分が壊れることなく成長を最大化する方法〜

雨月メッツェンバウム次郎

100円

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うげつ、ミドサー外科医。cakes「それでも僕は外科医をやめない」連載していました。恋や医者のおはなしを綴ります。
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