食物アレルギーにならないために、離乳食を開始するのを遅らせる方がよいでしょうか?

過去に食物アレルギーになりやすい食品の摂取開始を遅らせることが望ましいと考えられた時期がありましたが、

離乳食の開始を遅らせることで食物アレルギーの発症が予防できるという十分な証拠はありません。


むしろ、

ある前提の元、

乳児期早期から鶏卵や牛乳などを含め通常通りにその月齢で食べる食材を食べていくことで、却って食物アレルギーの発症を防ぐことができるという研究報告が多数出てきています。


この「ある前提」とは、

「湿疹がある場合は、しっかりと塗り薬を塗り、ツルツルスベスベのお肌にする」

ということです。

ツルツルスベスベです。

まあまあいい、では不十分です。


以下の動画を参考に適切なスキンケアを行ってください。



尚、湿疹がある子どもでは、食物アレルギーの発症リスクが高いことが知られています。


キチンとお肌を触って診察してくれて、

塗り薬の塗り方をちゃんと指導してくれるクリニックあるいは病院を受診して、

ツルツルスベスベのお肌になって、

月齢相当の離乳食を進めていってください。




<参考資料>

小児のアレルギー疾患保健指導の手引き

https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf

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