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除去食を指示されましたが、栄養面は大丈夫でしょうか?

除去食では

除去する食材の栄養素の補完

が必要です。


複数品目除去の場合には

食事のバリエーションが減るため

十分な補完ができない場合があります。


また

一品目の除去であっても

牛乳においては カルシウム、

魚類の場合は ビタミンD、

肉類の場合は 鉄分

の不足が

起こる可能性があります。


牛乳除去患者さんでは

除去が長期に及ぶと

低身長や

骨密度低下

のリスクが高まることも

報告されています。


幼児では

1日当たり400-600mgのカルシウム摂取が推奨されています。


これを補充するために

牛乳であればコップ2-3杯(400-600mL)ですが、

豆乳で 1200-1800mL、

豆腐で400-600g、

シラスで 80-120g

程度の摂取が必要となり、

単品目での補充は難しいので、

カルシウム強化食品なども使用しながら

複数品目の組合せで

対処しましょう。




以下のURLから「小児アレルギー疾患保健指導の手引き」のPDFを無料で入手可能です。

https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf




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