高校理科のあり方
現在高校の理科は、物理・化学・生物・地学に分かれていて、それぞれ独立した形で学習されている。しかし、私はこの中学校の理科の延長のような現在の授業形態に疑問を感じている。日常生活において、理科という教科がどのように関わっているか、教えるべきだと思う。
物理は、効率よく運動したり仕事したり、スポーツするうえでも重要である。
化学は、美容や食事をしたりするうえで、適切な化粧品や食材選びで、欠かせない教科である。
生物は、個人の健康や現在の医療技術を知る上では、必要不可欠である。
地学は、日々の天候を知り、地震や台風などの災害対策には必要である。
それなので高校では、物理と運動・スポーツ、化学と化粧品・美容、生物と健康・医療、地学と天候・災害といった、そのようなタイトル教科で学ぶべきだと思っている。
現実には、科学と人間生活という科目があるが、大学入試にないため、ほとんどの高校で履修されていない。
単に受験のための詰め込み知識だけでは、生徒たちも興味持たないし、実生活でも無駄なものになってしまうおそれがある。
実際高校の授業は、大学の予備学校的な内容が強くなっている。
高校の理科をもう少し改善することを、お願いしたい。
理科は何のために学んでいくのかが、最大の重要ポイントのような気がします。得た知識を日常生活で、どのように活かしていくかが大切である。
スポーツ選手は物理が、美容部員は化学が、医者は生物が、気象予報士は地学が、必要不可欠になってくるだろう。
映画でも高校の社会科の授業が話題になっていて、ある女子高生が意味のない授業だと主張したシーンがあった。同様に理科についても、同じことが言えるような気がする。
国語や数学や英語についても同様に思うが、現状変えようがないのも事実である。せめて理科や社会科だけでも、検討してほしいと思う。