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#86 富士ファミリー(2016)-めっちゃほっこりするホームドラマ

NHK紹介文(2016)

富士山のふもとにある小さなコンビニ「富士ファミリー」。鷹子(薬師丸ひろ子)、ナスミ(小泉今日子)、月美(ミムラ)は美人三姉妹と評判だったが、ナスミは他界、月美は結婚。今は鷹子とナスミの元夫・日出男(吉岡秀隆)、笑子ばあさん(片桐はいり)で店を営んでいる。年末のある日、死んだはずのナスミが笑子の前に現れ、あるメモを見つけて欲しいと言う。謎の言葉が残されたメモ、これをきっかけに大騒動が巻き起こる。

シーズン1

NHK紹介文(2017)

富士山のふもとにある小さなコンビニ「富士ファミリー」の、評判の美人三姉妹。しっかり者の長女の鷹子(薬師丸ひろ子)。自由奔放な次女のナスミ(小泉今日子)。要領がいい三女の月美(ミムラ)。ナスミは東京で結婚したが、夫の日出男(吉岡秀隆)と二人で戻ってきてすぐに、病気で亡くなってしまった。鷹子は今年ようやく、雅男(高橋克実)と結婚し、近所のマンションで新婚生活を送っている。ナスミの元夫・日出男は愛子(仲里依紗) と再婚し、娘を授かったが、変わらず店を切り盛りしている。店には新しくアルバイトの“ぷりお”(東出昌大)が入ってきた。そして、ナスミは笑子バアさん(片桐はいり)だけに見えるユーレイとして現れる。年の瀬も迫ったある日、鷹子は、有名な予言者のキティ・トーヤマ(YOU)の雑誌記事を目にし、中学の同級生であることに気づく。中学時代の日記には、鷹子の運命に関するとんでもない予言が。新入りユーレイのテッシン(羽田圭介)、笑子バアさんの友達(?)・徳三(鹿賀丈史)らが加わり、ファミリーの面々それぞれの人生に騒動が巻き起こる!

シーズン2

脚本は木皿泉さん

木皿泉(きざらいずみ)さんは、和泉務(いずみつとむ)さんと妻鹿年季子(めがときこ)さんによる夫婦脚本家です。代表作には、あの「野ブタ。をプロデュース」や「昨夜のカレー明日のパン」があります。ふかーくて味のある人情ドラマを書かせたら天下一品ですなのですが、たまにしかドラマの脚本を担当されないため、本作もとても貴重なのです。2作とも70分程度のメリハリの利いたストーリー仕立てになっています。

制作は「あまちゃん」チーム

「あまちゃん」では同世代設定だった女性3人のうち、薬師丸ひろ子さんのみ現役設定で、小泉今日子さんは家族の行く末を見守る幽霊設定、片桐はいりさんに至っては愛嬌のあるボケ老人でした。片桐さんの怪演とマツコロイドとストロー人形の存在感がすごすぎて、ストーリーが頭に入ってきませんでしたが、とても爽快な気分を味わえた記憶が鮮明に残っています。

めちゃくちゃ評価の高いホームドラマ(Wiki評価を引用)

毎日新聞紙上で中町綾子は『富士ファミリー』を「(人は)生きているだけでいい」、「人は変われる」という前向きなメッセージが詰まった人間讃歌だったと解説している。同様に、木俣冬木皿脚本は登場人物の人生を肯定的に温かでユーモラスに表現し、おせち料理のような豪華なドラマだったとしている。木俣は木皿脚本の注目点として、アンドロイド(マツコロイド)、吸血鬼のような男性(真偽は不明)、男女の営みを表現するためのストローの袋でできた人形の3点を挙げた。役者では、75歳の老婆に扮した片桐はいりの演技は白石加代子樹木希林の名怪演を彷彿させると評価された。2016年7月、第32回ATP賞テレビグランプリのドラマ部門最優秀賞を受賞した。『富士ファミリー 2017』はギャラクシー賞2017年1月度月間賞を受賞した。

百聞は一見に如かず!

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