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サタデーコマンダーSP記録2【大会レポート】

という訳で前回(https://note.com/dragonwhelp/n/n847c4333addd)の続きです。
大会形式は、予選3回戦+上位4名による決勝を行う形式。
予選の組み合わせ・卓順は完全ランダムですが、決勝は予選の順位が上位であるほど良い巡目となります。

ちゃんとしたメモを残してないし、記憶も結構曖昧なので適当・勘違いがあるかもですがご了承ください。


☆1回戦

・ハパチラ
・ティムクラA
・ティムクラB(自分)〇
・ウィルルーカス

緑抜き4色が3人の地獄変。
序盤戦は、各人マナ加速もパーマネントもいい感じに並べていく。
皆がマナじゃぶ気味であったため、マナを立てつつ手を進め、互いにけん制しつつ盤面を作っていく展開に。

その中で少し遅れ気味になっていたのがウィルルーカスで、ティムクラBも他2人には一歩遅れを取っているような状態。
ハパチラとティムクラAを比較すると、両方十分なマナを確保しつつも、ハパチラは《気前のいい贔屓筋》で、ティムクラAは《ティムナ》《神秘的負荷》《フェアリーの黒幕》《リスティックの研究》などを駆使してドローを進めている状況。ティムクラAの方が気持ち多めにカードを引いている。
しかしながら、接死蛇トークンで身を守れるハパチラに比べ、ブロッカーの足りていないティムクラAはライフが心もとない感じ。
現状の趨勢としては、固まったままの盤面を維持してティムクラAを落としつつハパチラが勝つか、その前にティムクラAがコンボで切って捨てるか、といった所。

そんな中、ウィルルーカスとティムクラBは他2人に追いつくべく共闘。
ハパチラの攻撃が通らなくなる程度にはブロッカーが並ぶ盤面を作りつつ、《厚顔の無法者、マグダ》と《顔壊しのプロ》を互いに通し合う事でせこせこアドを稼ぎ合う。

そんな状況で先に動いたのはハパチラ。上家エンドに《出現領域》からの《落葉の道三》で自ターンフィニッシュを狙う。
しかしながら、それをティムクラAが《激しい叱責》で捌いて事なきを得る。(その後《道三》はバンザイアタックで爆裂四散)

続いて動いたのがティムクラA。《タッサの神託者》コンボを狙うが、今度はティムクラBからの《激しい𠮟責》で止まる。

そうして一巡し、ハパチラのターン。《秘密を知るもの、トスキ》でドローを進めつつティムクラのライフを詰めに行く。
それに対して飛んで来たのがティムクラAの《Fire Covenant》。ハパチラの主要なクリーチャーを焼き払いつつ、ついでにウィルルーカスの《マグダ》を除去し、横でイチャイチャしていたティムクラBとの蜜月を止める。

これで場を制圧したかのように見えるティムクラAではあるが、ハパチラの接死蛇の圧力と自前のライフロスでライフが厳しい。
そろそろラストターンが見えてきており、そのまま再び仕掛けに行く……が、実らずターンエンド。

そうして返しのターン、青2人が消耗している+ハパチラも《忍耐》を《金属モックス》に刻印しているのを見たティムクラBが動き出し、《タッサの神託者》を放り込んで勝ちを決めた。


☆2回戦

・ディハーダ
・アニマー
・ティムクラB(自分)〇
・ティムクラA

序盤の動き出しが良かったのはティムクラA。マナファクトをばらまき高速展開の構え。
しかしそれに対抗するかのように、アニマーが《溜め込み屋のアウフ》をキャスト、盤面に大きく減速がかかる。

そうして動きの鈍った対戦相手に追い打ちをかけるかのようにアニマーがジェネラルを含めたクリーチャーを次々と展開。
ティムクラ2人も負けじと《ティムナ》《フェアリーの黒幕》を盤面に送り込んでドローを進めて打開策を探る。土地の伸びているティムクラBの方が比較的優位な立ち位置か、といった所。
そんな中、比較的アーティファクトとスペルの多い構築であろうディハーダは土地も伸びずに動きずらそう。

そうして状況は、ティムクラBのみが《フェアリーの黒幕》をコントロールし、アニマーが場に溜まっていたアーティファクトを《進歩の災い》で一掃し、ライフに圧力をかけ始めようか、という形に。
ディハーダとティムクラAが少し苦しいそんな盤面で、ティムクラAがタップアウトしながら《滅ぼし》を超過でキャスト。盤面を一掃する。

そうして一巡したところで、他プレイヤーの動きから妨害が薄そうと踏んだティムクラBが動く。
《深淵への覗き込み》を通し、《沈黙》からの《タッサの神託者》で勝利を決めた。


☆3回戦

・ティムクラ(自分)〇
・アニマー
・ダーゴティムナ
・ハパチラ

ティムクラ以外の全員がゲーム前《宝石の洞窟》セットという珍しい状況からスタート。
ティムクラもマナベースは順調で、各プレイヤーが盤面を展開……するかに思われたが、アニマーの土地が詰まっていて手がまったく進まない。

しばらくは三者による戦いとなった盤面。
頭一つ抜けているのが順調に土地を伸ばしつつ《ティムナ》でドローを進めるティムクラとダゴティムで、ハパチラはその後を追うような状況。
ティムクラは《顔壊しのプロ》によるマナ・アドバンテージ面で優位に立つ一方、ダゴティムは《ダーゴ》《セラの高位僧》でティムクラのライフに圧をかけていく。

ティムクラの残りライフが半分を割り、ダーゴによるジェネラルダメージ死すら見えてきたところで、ティムクラはたまらず《激しい叱責》を用いたコンバットトリック。
《セラの高位僧》を仕留めようとするも、ダゴティムはブロッカーに立った《イーオスのレインジャー長》へと《殺戮の契約》を撃って《高位僧》を守り切る。
結果として、《レインジャー長》が盤面から消え、ダゴティムとティムクラそれぞれの手から妨害が1枚ずつ消える事に。

それを機と見て動いたのが、一歩遅れて静かな展開を継続していたハパチラ。《選別の儀式》からオールインで《ウィザーブルームの初学者》+《煙霧の連鎖》コンボを決めに行く。
これで決まったかと思われた状況。動いたのはこれまで沈黙を保っていたアニマー。《意志の力》でハパチラの望みを断ち切る。

続いてターンを貰ったティムクラが、ならば自分もと《深淵への覗き込み》をキャスト。
そこでもアニマーがしぶとく《白鳥の歌》を撃ち込んでくるも、《赤霊破》で弾いて《覗き込み》を通す。
そのまま大量のマナとサーチにものを言わせ、ティムクラがコンボを成立させて勝利した。


という訳で、全勝で1位通過出来ました。
紙一重の試合も多く、運も味方した感じです。
(特に3回戦。スモッグコンボで完全にイかれたと思ったw)


☆決勝

・ティムクラB(自分)〇
・《キャンドルキープの研究者、ヴァル》+《アブソリュートの信者》
・ハパチラ
・ティムクラA

そんな訳で決勝です。
2番手のジェネラルがあまり見ないヤツだったのでフルネームで。

初手は、1マリしての「土地3《偏向はたき》《神秘の教示者》《否定の力》《ディープ・ノームの地形術師》」という、若干甘え気味のゆっくりハンドでキープ。この卓ならゆっくりゲームになるでしょ。
下家のフェッチに合わせた《ディープ・ノーム》で土地を伸ばしつつ、《偏向はたき》《否定の力》で身を守りながら《ティムナ》で引いて、タイミングを見て《神秘の教示者》から《むかつき》なり《覗き込み》なりを狙っていきたい考え。

実際のゲーム展開は、ヴァル信者からもハパチラからも2T目にフェッチが出て来ず、さらには《宝石の洞窟》経由で1T目に出ていたハパチラがこっちに殴って来たので《ディープ・ノーム》を使い捨てて相討ちを取りに行く事を選択。
次ターンにはティムクラAが《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》で強引に突っ込んで来たので《神秘の教示者》コストで《否定の力》を切らざるを得ない状況に。
3Tにティムナを出すも、《ヴァル》《ファイレクシアの歩行機械》《タッサの神託者》と並んでいて攻撃が通る気配なし。
……全然プランと違う感じになってるな?

一方対戦相手はというと、オールインしたティムクラAこそ大人しいものの、ヴァル信者は大量のマナファクトを展開、ハパチラは《ガイアの揺籃の地》+多数のクリーチャーで気持ちよく盤面を整えていく。
一方自分はと言えば、「土地2、《赤霊破》《猿人の指導霊》」というスカスカドローで正直苦しい展開である。

仕方がないので取り合えずそれっぽくマナを立ててブラフをかけつつ土地をひたすら並べていく。

そんな中で、ヴァルが再キャストされた《ハパチラ》を《金粉のドレイク》で処理するという潰し合いをしてくれたので少しはマシになったか、と思った所でハパチラが動き出す。

《防御の光網》をキャストして対戦相手からの妨害を抑えつつ仕掛けに来ようとしてくるハパチラ。
しかしそれに対して動いたのがヴァル信者で、《知性の捧げ物》でマナを十分に立てつつ、(恐らく暇なせいで)マナが立っていたティムクラAと共に3枚ずつドローして構えてくる。加えて自分も4マナ立てており、《防御の光網》下でも攻めきれなそうな雰囲気が場に漂う。
結局、ハパチラは深追いせずにそのままマナを立ててターンを終える。結果、《防御の光網》で攻め易いにも関わらず全員が攻めあぐねるというおかしな状況に。

そうして最低でも4マナ以上は立てながらじりじりと展開するターンが少し続き、じっくりとしたゲームになりかけていた所で、盤面を整えていたハパチラが再び動き出す。
《願い爪のタリスマン》を起動して《スランの医師、ヨーグモス》をキャスト、ヴァル信者に奪われていた《ハパチラ》を除去して再々キャストしコンボを成立させる。
しかしながら、そこで動きが止まる。そこから各対戦相手が構えているであろう妨害を搔い潜ってのフィニッシュまでの道筋が見えず、そのターンは盤面を軽く掃除しつつドローを進め、《ライオンの瞳のダイアモンド》など置けるものを置きつつ手札を膨らませるに留まる。

続いて訪れたのがティムクラAのターン。
一度はすべてを失ったかのような状態だったティムクラAだが、ヴァル信者からの《知性の捧げ物》3ドローとハパチラからの《願い爪のタリスマン》で息を吹き返し、ここを機として再び仕掛けてくる。
そうしてヴァル信者の《疑念の影》を軸とした空中戦を制し、《願い爪のタリスマン》によるサーチまで届いたティムクラAだが、その過程でマナが足りなくなってしまう。
結局そのターンでの動き出しは諦め、何らかのカードをサーチしてターンを回すに留める事に。

そうして回ってきたティムクラBのターン。
残り30ライフで《むかつき》キャスト。他2枚の手札はすべて土地で、完全に《むかつき》に頼り切ったムーブ。
しかしながら捲れが良く、首尾よく十分なマナを確保しつつ《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》を手札に引き込む事に成功する。

そこで《法務官の掌握》+αを撃つ余裕もあったのだが、ゲーム時間も大分長くなっていたし、《白鳥の歌》《精神的つまづき》といった打消しもあったし、対戦相手も精魂尽き果ててるだろうと雑に省いてオラクルコンボを決めに行ったのが拙かった。
見逃していたハパチラの《LED》が火を噴き、《防御の光網》支払い用のマナを確保。
こちらの手札にクリーチャーに対する打消しが無い事は割れている状況で、《スランの医師、ヨーグモス》+《毒物の侍臣、ハパチラ》によって《忍耐》一転狙いでライブラリーを掘り進める事を許す状況になってしまう。

しかしながらハパチラのドローは届かず、《信託者》の特殊勝利によってゲームが決する事となりました。



☆おわりに

卓順と妨害の噛み合いで勝たせてもらったゲームもありましたが(主に後半戦)勝ちは勝ちだ! 優勝!!
しかしやっぱティムクラは強いですね。1回戦、2回戦は安定して戦えた感じがありました。

今回のMVPカードは《深淵への覗き込み》か《顔壊しのプロ》かな?
《プロ》は攻め時を作る助けになりましたし、《覗き込み》はその攻め時に的確に差し込めるフィニッシュブローになれました。
《フェアリーの黒幕》も多分強かったけど毎回すぐ死んでたので……。
あと、思い返すと定番の《神秘的負荷》《リスティックの研究》は一回も引かなかったな……。
そりゃ《プロ》が頼れるアド要員って印象になる訳だよ。


非常に久しぶりにEDHをしましたが、やっぱ楽しいね。
大会を主催してくれたまのさんには改めて感謝です。


大会レポートは以上となります。
長々としたレポートになってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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