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2023年、ゲームオタクがnoteを書き始めて変わったこと


noteを書き始めた2023年

2023年も本日で終わりということで、皆様一年間お疲れさまでした。
私は4月からnoteに記事を書き始め、これを含めて18記事を公開しました。

noteを書き始めたきっかけとしては、私の友人が書いた「ゲームオタクはもっと文章を書くべき」という内容の記事を読んだことでした。
特に私に向けた言葉ではなかったはずですが、心に残ったまま春になり、note用の名前を考えて占い師に占ってもらったという最初の記事を4月頭に公開しました。
今読んでも自分らしさが出ていて自己紹介としては気に入っている記事です。

noteで文章を書くことの最大の目的

そういうわけで他人に影響されて書き始めたnoteですが、いくつか記事を書いている内に自分で納得のいった記事もそうでないものも出てきました。

特に初期は毎週公開できるようにと思って「自分が書けそうな内容から選んで書く」ことが多かったのですが、そうすると後から自分で読むと「形は整っていても中身が薄い」印象を受ける記事が出てきてしまう。
インターネットの記事はそれでも十分かもしれませんが、趣味ですからなるべく自分の望む形にしたいなと。

自分の過去を振り返ってみて、10代の頃に本を読んだ時の経験が今の自分に強く影響しているように思います。
本を読んでいるとたまにすごく記憶に残る一節があったり、物事の見え方が半永久的に変わる瞬間があったりして、その瞬間に出会うのが楽しかった。
たとえば、「孫子」の訳者解説にあった「すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる。古典はすぐには役立たないが時代を超えて通用するエッセンスを学ぶことができる。それが古典を学ぶ意義である」というような言葉は今でも印象に残っています。

ですから、自分でも「誰か1人でもいいので読者の脳(思考)に影響を与えること」ができる何かを書きたい、そういう思いで書くことにしています。
私が高校生の時に読んだ本にあった言葉たちが今の自分に影響を残し続けているように、誰かにとって影響を与える文章を書く。
これが自分にとって最も納得できる行為ですし、そのためにはやはり読者の方のための文章でなければならない。
そこを両立したものを書けるように来年以降も続けていきたいですね。

なお、上で引き合いに出した孫子の本は確かこれだった気がします。

noteを書き始めてより深くゲームを遊ぶようになった

最近はゲームをクリアしたり、長時間プレイしたり、そういった経験を元に記事を書くのがパターン化しています。

最大の理由は、自分が深くゲームを遊べば必ず何か思うことがあり、それを表現することで誰かに届く文章が書きやすいだろうという考えでいるためです。
私と同じようにゲームを遊ぶ誰かにとっては共感できる文章になるでしょうし、違う遊び方をしている人にとっては疑似体験ができる文章になるでしょう。

ただ、あまりにも今のパターンだけだと芸がないので、今のやり方をやりつつも来年以降はもう少し違うアプローチも検討したいとは思っています。

また、最近はゲームを遊ぶ際に「せっかくだからガッツリやろう」という気持ちになることが多いのですが、noteを書き始めたこともそれに影響しているかもしれません。
前提には転職と在宅勤務で以前より時間に余裕ができたことがあるのですが、自分の中に第三者的な目線が無意識的に存在するようになったのもゲームへの取り組み方に影響している気がします。
第三者目線と言っても承認欲求的なものと言うよりは「せっかくだしこれもやってみたら?」というような自己アドバイス的なものなので純粋にゲームの楽しみをより広げてくれていると感じています。

noteを書いていなかった世界線の自分であったら、1日19時間プロセカを走り続けなかったでしょう。

その一方、ゲームをやる時間が増えて書く時間が足りないのがここ半年くらいの悩みです。
本当は隔週くらいで書いた方が良いだろうな……と思っているのですが、実態としては月1ペースくらいがせいぜいになっています。
来年もそのようなペースになるとは思いますが、内容とペースの両立・改善のためにできることはやっていきたいと思っています。

科学技術分野に関する記事は当初書いていたけれど……

きっかけにもあるようにゲームについては初期から今まで書き続けていますが、書き始めたころは科学技術系のことも書いていました。
私の職業としても趣味としてもテクノロジー分野、特にAI(人工知能)は非常に興味深い領域です。

今年はOpenAIがGPT-4を搭載したChatGPTを公開したことで生成AI領域は爆発的に発展し、各業界や政府に多大な影響を与えるなど私を含め多くの人の想像を超えた盛り上がりを見せました。
私もいくつかその辺りに関する記事を書きはしましたが、最近は全く書かなくなりました。
最大の理由は世の中の動きが早すぎること、情報発信もX (Twitter) で頻繁に行う人たち(「AI驚き屋」)もいるので、私に特に出来ることはないと思っています。

一方で、科学について一切触れないかというとそういうこともなく、ストリートファイター6について書いた記事には背景に認知科学の知識があります。

この記事の中にある「指が動くほど思考も働く」というのはそれを一番端的に表している部分ですね。
脳が中心になって身体を制御するという理解を私も学校で習いましたが、現代の科学的な理解からすると明らかに違っていて、その辺りは本当に面白い領域です。
続きとしてはエコロジカルアプローチのような認知科学的な運動理論を自分のスト6の練習に応用した話とか、そういった部分も来年どこかで書いてみたいと思っています。

このように科学単体の話をするのではなく、「ゲーム×科学」といった複合領域で科学を取り上げるのが良いだろうというのが今の私の考えです。
スキルは掛け算で働くと言われることもありますが、この辺りはもっと自分で掘り下げていき、より楽しんでいただける記事を作っていきたいと思っています。

おわりに

そういうわけで、noteを書き始めてからの2023年振り返りでした。
また来年のこの日に振り返り、何かしらの達成や成長を感じられるよう続けていきたいと思っています。

皆様、良いお年を。

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