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アラビカム(+グラキリス)実生チャンレンジ(2)

初めての体験!「アラビカム実生チャレンジ(1)」では播種してから本葉が出揃うまでを記録した。1ヶ月経った今からは、鉢上げ後の様子を記録していくことにする。

■6月9日(播種後29日目)


プレステラ75のプラ鉢が届いたので早速 ”鉢上げの儀式” を行う。セリアで買ったザル付きタッパーには種まき用の土を入れて雑魚寝状態だったのを、そろそろ多肉用の土に入れて各々1つずつのお部屋を与えてあげてもいい頃なのでは?(もっと置く人もいるけど、土が気になってね)

まずはそおっと種まき用土から取り出すんだが、実は底から根が出ていたりする奴もいて、プチッと切れた根が土に残っていた、ごめんよ。
だが思いのほか、根が細くて弱っちい感じに一瞬怯む。早すぎたかな?

種まき用土から取り出した苗たち


今さらゆっくり考えてられないので、並べたプレステラ75に底にゼオライトを敷いて多肉用の土のなかに少しマグァンプオルトランを入れた。次々にアラビカムの幼苗を植えていくと、なんとか格好がついた。
これで来年の春まで持つんじゃないかなあ?

腰水はまだしばらくは続けるので、各プラ鉢に水をあげた後、DAISOで買ったデスクトレイの中に入れて腰水にする。
こーゆーのが細かい手順として合ってるのかわかんないんだよな〜。
通常鉢上げじゃなくて植え替えの場合はすぐには水はあげずに1週間近く置くのがセオリーだけど、、腰水するし、幼苗は水を切らしちゃいけないからすぐに水をあげていいんだよね?ね?

【グラキリスの報告】
実はこのアラビカムの播種から6日後の5月18日に追っかけグラキリス播種も行っていた。売り切れていた種子が突然入荷したと知らされ、思わずポチったからである。
この際いくつ育てても手間は一緒でしょと思ったのだが、アラビカムに比べて種子が小さく、扱いも繊細で難しい。おまけにカビも発生して2粒はダメにした。
結果的にアラビカムと同じように播種したのになんと13粒中3粒しか発芽しなかったのだが、今回、小さな本葉が見え始めていたので、一緒にプラ鉢に鉢上げした(播種からまだ22日で、こっちこそ早すぎたかも)。
発芽率が低く、育てるのも難しそうなグラキリスだが、これからはここでアラビカムと一緒にこの小さな3粒のグラキリスの幼苗の行方も見守っていきたい。

プラステラに植え替えたアラビカムの幼苗(右端の3つはグラキリス)

このプラ鉢は基本的には室内のLEDライト※の下に置くけど、晴れた日には遮光して日光の下に出してあげたい。
JCBritw 50W 植物育成ライト スタンド付き (30センチ→3600ルクス)


全てが初めての経験で、いろんな育て方の見よう見まねだけど、果たしてこれで大丈夫だろうか???

【追記:グラキリスの播種】
アラビカムのついでのように播種したグラキリスについてもう少し記しておく。
そもそもグラキリスの種がシードストックでもプラントブラザーズでも売り切れだったので、今期はアラビカムだけで手一杯かなと思っていたら、アラビカムを播種した後にいきなりシードストックから入荷の知らせが!
この際、いくつ育つかわかんないし、一気に一緒に育ててみるかと、6日遅れでグラキリスを播種したのである。
ところが、グラキリスの発芽はそんなに簡単にはいかなかった。
方法はほぼアラビカムと同じ。だが、すぐに1粒にうっすら白い糸のようなものが、、これがカビか!?アラビカムに比べてなぜかグラキリスはカビやすいという。
慌てて取り出してベンレート希釈液に浸けたが、結局2粒にカビが出て、それは使い物にならなかった。
結果から言うと、13粒中発芽してうまくいったのは3粒だけ。
グラキリスの発芽率がアラビカムより低い理由はわからないが、とにかく土と見間違うほど種が小さくてここから発芽するとは思えないし、発芽しても弱々しいから目が離せない保育器に入った赤ん坊のようだ。
本葉が少し顔を出した状態で、鉢上げしてしまったのはマジで早すぎたかも。。
不安にさいなまれる自分であった。。

■6月21日(アラビカム播種後41日目・グラキリス播種後35日)


相変わらず腰水の日々。毎日水は替えている。
すでに葉っぱを8枚ほど生やしているのも多く、アラビカムは順調だが、グラキリスはいまだに細くて小さくて元気なのかよくわからない。

ところでなんだか最近土の上が緑色に見えるではないか!これはもしや苔??
さっそく調べてみるとどうもこれは藍藻(らんそう)というらしい。藍藻は放っておくと生臭い異臭を発するようになり、「クロバネキノコバエ」というコバエをおびき寄せるらしい。イヤだわそんなの。
その上藍藻は土中から「カリウム」を吸収するため、植物への栄養素が減ってしまうという。イヤだわそんなの。
なるべく薬剤を使いたくなかったので、せっせと緑になった土を排除することにした。
この藍藻(らんそう)が発生しやすい理由は4つ。
・腰水をしている
・表土に「鹿沼土」を使っている
・長時間の日光照射(LED育成ライトも含む)
・風通しが悪い

ここで腰水をいつやめるかという問題にもブチ当たった。いろんな人の事例を読んで、当面は2ヶ月かなと思っていたのだが、もっと長くする人もいるらしいし、それだけ、幼苗は水を必要とするからなんだろうけど。。反対に本葉が生えたらもう止めてしまう人もいるみたい。
水と光と風。その時々でバランスは変わるけどこの塊根植物育成の3大要素は本当に重要で難しい。一応6月いっぱいはこのまま腰水で様子を見ることにする。

管理方法は朝〜昼間はヒサシのあるベランダで自然の風に当て、時間的に時々当たる日光があれば遮光する。遮光の方法はなんとティッシュで覆い、留めるだけ。(この方法は、園芸店の人に教わった)
夜は発芽用に使用した弱めのLEDライト下において一晩。

腰水は毎晩交換し、時々水で上からスプレー。(⇒発芽時からやってるこれが必要なのかどうかがわからない)

ベランダに出す時、直射日光が当たる場合は、上からティッシュで覆って遮光をする

引き続き成長を見守りつつ、問題になっているLEDライトの照射時間についても考察してみたい。


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