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植物育成LEDライトの使い方を反省した件

大事なことは、自ら経験して、試行錯誤をしながら覚えること!」というのは多肉植物や塊根植物の育て方を聞いた時によく聞く言葉である。

自分も昨年10月から多肉植物を、今年4月から塊根植物を育て始めて、お店の方に教わったり、本を買ったり、経験者の方のブログやYoutubeを参考にしたりしながらも、いまだに試行錯誤中である。

植物を育てる環境は人それぞれで、置いた場所や、光、水、風の3大状況、使っている土や鉢の違いによっても変わってくるので、あくまで他者の意見は参考に留めて、自分なりに環境を鑑みてトライしていかなければならない。

で、塊根植物を育て始めた時、来たるべき梅雨、それから休眠期の冬のために、室内に植物育成LEDライトを設置しなければ!と思ったのは、条件がどうであれこれだけは必須だったからである。

そして季節は5月で、まだ朝晩は涼しい時期に、初めて塊根植物を育てるにあたり不安だった自分は、昼間はベランダの棚に出し、夜は室内でライトの下に一晩置く、という方法をとった。
理由は、うちのベランダは南向きではあるが、ヒサシがあるために実際に直射日光が当たるところが圧倒的に少ないから。
ただ、自然の風に当てることが重要だったので、室内サーキュレーターよりもベランダを選んだ。サーキュレーターの風より自然の風の方が植物のホルモン的にいいと何かで読んだ覚えがあったのである。

日が当たる場所は時間によって動くため、常にそこに棚を動かすわけにはいかない上に、棚の中の場所によっても当たる場所、時間が変わる中で、ひとつの鉢にどれほどの日照時間が与えられるだろうか??
計ったことはないけれど、それは非常に短い時間だと思うわけで。。

その短い日照時間を補うために、LEDライトを一晩使用していたのであったが。。

HaruDesign 植物育成LEDライト GL-X 6K

そんな時、わたしの環境を知った方から大きな疑問が寄せられて、なるほど〜反省。。。そうなのかと自信を失ってしまったのだった。

それは、「その環境は植物にとてもストレスじゃないか」ということ。
要するに夜にずっとライトを当てていると、植物が休む暇がないのである。ベランダで日が当たっていなくてもある程度は明るいわけで、そこでさらに一晩中ライトの下に置くことが、植物に休息を与えていないことになっている、ということ。24時間営業で交代休憩なしのバイトを毎日やったら身体を壊すでしょ。休息の時間は植物にも必要だということである。

そもそもどちらかというと、うちの植物たちは夜にライトを当てることで、昼と夜を逆転して受け止めてるかもしれないなくらいに思っていたのだが、日が当たらなくても明るい昼間のベランダでは、休息の時間にならないようである。
寝付けなかった睡眠不足の時の自分のぐったり様を自認しているわたしとしては、植物が同じように寝不足に陥ってるとしたら、、、その辛さを知るだけに大問題である。

ちなみに塊根植物をLEDライトで育てる場合、発芽期から苗期は約14〜16時間、成長期は12〜14時間の照射時間が必要と言われている。(これは直射日光のことなんでしょうかね)

それ以上の過度な照射時間は植物の光合成が過剰になり、光合成産物が蓄積しすぎて葉を損傷する?ため、適切な休息時間を確保することが必要なのだそうだ。

24時間のうち、14時間の照射時間が必要として残り10時間は夜として、光を当てずに休ませる必要があるということなのか。

うーむ。。正解な時間の測定は出来ないけれど、昼間の照射時間は何時間とすればよいのだろう?直射だったり影になったりも入れて。
ちなみに気象庁によると今年5月の1日の平均日照時間は約6時間らしい。(日の出から日の入りじゃないみたい?)雨の日とか入れるとこんなもんなのだろうか⁈

するとあと6〜8時間のLEDライト補助が必要になる計算になるんじゃないだろうか?

そう考えたら自分の生活形態からして、植物を昼間にベランダに出している限り、6〜8時間の日照補助が必要だったとすると、室内で朝までのLEDライト補助は致し方なかったということになるのだが、それはあくまで日照時間のことだけを考えてのこと。
約10時間の休憩も与えなければいけないとなると、、、
しかも、植物をあちこち動かすとそれもストレスだというし、うーむ。

ない知恵を絞っても、なかなか正解が導き出せない。

12〜14時間の日照時間
10時間の休息
足りない日照時間はLEDライトで補助
なるべく自然に近い環境
サーキュレーターより自然の風
できるだけ位置を動かさない

人によっては、常に室内育成にして決まった14時間だけLEDライトを当て、あとはずっとサーキュレーターで管理すれば良い、とも言われる。
自分にそれが出来ない理由は、
留守にする時、電気系をなるべく点けっぱなしにしたくない
できるだけ外の自然環境(光と風)下に置きたい
からである。

さんざん悩んだあげく、ひとつの答え、あくまでうちの環境、条件に合わせたトライであるが、毎日のルーティンとして繰り返すことで、植物たちにこのパターンに慣れてもらうしかない、、という自分なりの結論に。

その日の天気や自分の都合によって若干時間を変えるものの、基本的には
夜、ベランダから室内に入れ就寝前までLEDライト下に置く

就寝前にベランダに出して朝まで暗闇で休息(なるべく10時間近く)

朝から夜まではベランダで過ごす

ベランダに置いた棚に当たる日光の位置はどんどん変わる

というパターン。
室内に入れる時間やベランダに出す時間はその時の天気や自分の都合にもよるが、基本的には春〜秋はこのパターンを繰り返すことで、成長期を乗り切ってもらうしかない。

自然から乖離し自分の都合を植物に押し付けてると言われるかもしれないが、
日々の生活の中でできることを、これでも精一杯考えて出した結論は、そこまで間違っていないと信じたい。

【結論】
春~秋は、ベランダで足りない日照時間を夜室内でLEDライトで補填し、
ただし、就寝前から朝まではベランダの暗闇に出してあげる。
秋~冬は、基本は室内でLEDライト下に置き、晴れた天気のいい昼間はベランダに出して自然光や自然風に晒す。就寝前から朝までは室内でライトを消して休ませる。

ライト照射時間が長くなり過ぎないように、SwitchBotのプラグミニを購入した。これだと時間を決めてオンオフできるのですごく楽チンになった。スマート家電って素晴らしい、笑。


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