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京都芸術大学イラストレーションコースはホントに難しい

前回、京都芸術大学 通信教育部芸術学部 デザイン科 イラストレーションコースに3年編入で入学した最初の春から挫折しそうな心境を書いたところ、同じように思っている方もいるんだなあと励まされ、頑張ろうと思い直したのだが、その後自分のWSの講評結果を見てまた、落ち込む日々である。

講評を読みながら「こう言われてもなあ、、」と愚痴は尽きない上に、課題の文言を読み違えた訳ではないのに、はっきり書いてない引っ掛けか!?みたいな表現のせいで一つは「D」評価、出し直しをくらったのである。やれやれ。

それで今回は慎重に、と「アートディレクション」の課題をよくよくよくよく読んで見本もよくよくよくよく見て、それでも疑問があったので大学側に質問してみた。
これ、「新しく制作するのではないとあるけど、加筆では済まないから一からレイヤー分けて描き直さないといけないんじゃないか」ってことなんだが、「加筆では済まないとご自身が判断された場合は、下書き・線画からやり直す方法も可能です」ってサラッと答えが来た。いやいやそれ課題のとこに書いておいて欲しいデス、はい。

それに教材にあった「レタッチ説明動画」は音声もなく、速度が速いためよく理解できないまま終わった。チーン。

そして質問ついでに、今後の授業について、具体的にこの場合はこう描く、例えば人間のパーツはこう書く、動物の毛並みはこう描く、雲はこう描くなど、、、何のツールを、どの筆を使ってどのように描くか?というのを習っていないのだが、今後このような授業はあるのか?と伺ってみたところ、ツールや描画については以下の動画教材で説明があるとのことだった。

「イラストレーションI-1デジタル演習AI」 CLIP STUDIO PAINT 
「イラストレーションI-2クロッキーI(ヌード)」 人物クロッキー
「イラストレーションIII-2クロッキーII(着衣)」 人物クロッキー
「イラストレーションII-1デジタル演習BI」 Adobe Illustrator
「イラストレーション㈿-1デジタル演習BII」 Adobe Illustrator
「イラストレーションII-2人物キャラクター基礎I」 人物イラスト
「イラストレーションIV-2人物キャラクター基礎II」 人物イラスト(各パーツやコントラポストなど)

わたしが思うに、これらを1年次の一番最初にやるべきでは??
季節が来ないと開けられないものがあるんですよね。

「アニメーション」課題もいきなり使ったことのないPhotoshopを使うと言われてもピンとこない上に、講師の説明動画が全く違う未知のアニメーションソフトを使用していて、参考にならない。結局そのソフトを購入した。

大学は制作ツールについては基本的な使い方のみを教えるが、ツールの発展的な使用方法などについては、そのソフトの公式HPやチュートリアルなどを参考にしながら、自分で学びを深めていかなければならないのだという。

「自分で学びを深められないから大学にきたのに」
ああ言えばこういう子供みたいな返ししか思いつかない自分がもどかしい。

動画教材で教えられたことが全てではなく、自身で自らも「学ぶ姿勢」を持ち課題制作や授業に取り組めということらしいのだが、「色々な作品を見てインプットを行い、自分が表現したいものを見つけながら課題制作や自主学習に当たってみる」なんて簡単にできることじゃない。自主学習の仕方さえわからないのに。ああモヤモヤが消えない。

なんだか大学の単位を取るために、他の「絵を描く塾」みたいなとこに通わなくちゃいけない本末転倒なことなのか!? それで画力さえ上がれば大学の授業も楽しく課題にも果敢に取り組めるのだろう。

イラストレーションコースはデジタルイラスト初心者に決して優しくはない。
そう気づいた時はもうすでに遅いのである。
どうする?自分。。。


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