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【4/16 中日3-2ヤクルト】勝利の代償は大きい...

皆さんこんにちは。ドラスタ | Dragons Stats (@dragons_stats)です。
4/16 ヤクルト戦 [バンテリンドーム] の分析記事です。

本記事のデータは、主にNPB公式および日刊スポーツ様から集計しています。独自集計のデータがほとんどですので、一部実際の数値とずれている場合があるかもしれませんがご容赦ください。もし見つけたら教えて頂けると助かります。



データ分析

小笠原慎之介のピッチチャート(全投球プロット)

ストレートはゾーン内にアバウトに、カーブやチェンジアップは低めを基本線にコーナーに集まっており、お手本のようなピッチングと言えそうです。7回に捕まってしまいましたが、全体を通せば6.2回2失点と十分に先発の役割を果たした投球でした。

小笠原慎之介のイニング別ストレート球速

立浪監督が失点した7回の球威の低下についてコメントしていましたが、たしかに7回は明らかにストレートの球速が落ちていますね。
というか、今日は試合全体を通して平均142 km/hと球速が出ていませんでした。普段は平均球速144~147ぐらいは出ているはずです。ケガなどではないと思いますが少し心配ですね。

橋本侑樹のピッチチャート(打撃結果)

今日は橋本の活躍も目を引きました。ピッチチャートを見るとストレート・スライダーともに奪空振り率が高く、打者はまともに前に飛ばせていませんでした。今は先発投手の調子が良くなかなか登板機会がありませんが、先発陣の疲れが出てくる5月ごろにはロングリリーフの機会が増えてくるでしょう。その時に試合を壊さず長いイニングを投げられるかが重要になってきます。存分にアピールしてほしいですね。

打撃陣の各種データ

試合序盤、何度かチャンスを作りながらもなかなか石川を打ち崩すことができませんでした。原因の一つとして、ストライクのスイング率が52.5%と低かったことが挙げられます。ゾーン内のボールを積極的にスイングしていくことができませんでした。(それをさせないのが石川のテクニックなのかもしれませんが。。。)空振り率も20%台中盤と、コンタクト面でも苦労していましたね。

大きすぎる高橋周平の離脱

試合後の立浪監督のコメントで、高橋周平は脚のケガによりそれなりの期間離脱することが発表されました。試合に勝ったことは良かったですが、その代償はあまりにも大きいです。

正直自分は、今年のドラゴンズの好調は高橋周平のサード守備によるところが大きいと考えています。(もちろん、田中幹也や中田翔の守備力も大きいです)彼らがきっちり内野の打球をアウトにすることで、投手陣の好調との相乗効果が生まれていると思います。その中で、ホットコーナーであるサード・高橋周平の存在はひときわ大きいですよね。日本では守備率(エラー率)だけで守備を語られがちですが、守備範囲・スローイング・判断力なども含めると周平はNPBトップクラスのサードだと思っています。(今年の周平のUZRとか知ってる人いたら教えて下さい)

本当に強いチームは、主力が離脱したときにそれを穴埋めする新たな存在が出てきます。そして、今年の中日はそれができるぐらいのデプスがあると信じています。周平が戻ってきたときに今の順位をキープしていたいですね!

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