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清明 PureBrightness

清明@曆
太陽を基準にする二十四節気で5つ目の節気。
天球上の太陽の通り道である太陽黄経0度「春分点」から15度過ぎました。
春と冬を行きつ戻りつしてきた季節も春らしく暖かになってきます。
3月と比べて4月は、日の出は約1時間早く、日の入りは約40分遅くなり、
日が長くなってきます。

清明とは、清浄明潔(しょうじょうめいけつ)=清らかで明るく生き生きとした様子に由来します。
新年度が始まり、入学や新生活がスタート。
天地の氣も、心も、明るく新鮮でさわやかさを感じる頃です。
何かをスタートさせるのに、まず掃除や窓ふきもおすすめー!

清明@七十二侯
初侯 | 第13候 玄鳥至(つばめきたる)
樹木が生い茂って、昆虫たちも動き始めると、冬の間、暖かな南方(フィリピン、べトナム、マレーシア、インドネシア、台湾、オーストラリアなど)で過ごしていた燕たちが昼間の太陽を目印に、1日に300km以上も海を渡ってやってきて、巣作りを始めます。

次侯 | 第14候 鴻雁北(こうがんきたへかえる)
夜を過ごす湖や沼が雪や氷で覆われてしまう北方の冬が終わる頃、雁たちは子育てのためにシベリアなど北方へと渡っていきます。
寒い季節の風物詩でもあるV字隊列で飛ぶ「雁行」は、上昇気流をうまくとらえて省エネで飛ぶ工夫です。先頭は体力を消耗するため、時折交代しながら4000kmもの移動をしていきます。

末侯 | 第15候 虹始見(にじはじめてあらわる)
虹は、太陽の光が大気中の水滴に反射、屈折してあらわれます。空気中の水分が増してきて、薄い雲が太陽の周りにかかると、太陽の周りに虹色の輪ハロが現れます。また、雨の後さぁーっと日が射す、にわか雨「春時雨」のあとには太陽とは逆の方向に虹が現れます。

花まつり(灌仏会)4月8日
仏教の創始者であるお釈迦様の誕生日をお祝いする行事です。
日本ではコンビニよりも多くのお寺があるのに、クリスマスよりずっと知られていないのはプレゼントの有る無しの違いでしょうか?(笑)
たくさんの花で飾り付けた小さなお堂に、灌仏桶と呼ばれるたらいのような器を甘茶で満たして、中央に「誕生仏」を安置します。
生まれてすぐに、東西南北に7歩ずつ歩き、右手で天を左手で地を指して、「天上天下唯我独尊」と唱えたといわれる姿の像です。
八大竜王が香水や甘露を灌いだとの故事から、甘茶を注いでお祝いします。
「甘茶(あまちゃ)は、ユキノシタ科の落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャの若い葉を蒸して揉み、乾燥させたお茶で、甘くておいしいですよ。一人一人が「天上天下唯我独尊」。ご近所のお寺を訪れてみるのもいいかもしれません。


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