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【富裕層+紳士向け】料理はどこまで「本気で」「堅苦しく」なれるのか?~最高級和食店(蒙武的の店)の考察・ビキィ!~

政治家の密談、マフィア映画にでてくるような最高料理店を今回は紹介する。「美味しいので食いに行け!」とは、気軽にはいえないような店。それでも最高級を知っておくという意味で、人生で1度は訪れておきたい。

何事にも「本気」は大事である。しかし料理人の格式が上がり、本気すぎると食す客は「食べさせていただく」というような「客が奴隷」という感じになる。この逆転現象は普段、周囲からペコペコされる富裕層や企業のトップたちが常連の客層だからこそ成立する逆転現象なのかもしれない。

シェフを頂点とした最高級料理店ならではの「堅苦しさ」は「方苦しい」であり「型苦しさ」に繋がっていく。特に和食の最高級店はこの傾向が強い。いわゆる「フォーマット」を極めながらもシェフ独自の創造性が結実した場所といえる。美味しいとかそういうのは、もはや当たり前であり、シェフの思いや人生を食しにいくというテイになって「面倒くささ」まで感じる、まさに「重い」料理店である。緊急事態宣言が続く東京で堅苦しい彼らは何を思うのか。彼らの境地は「極みの芸」とか「芸術」の領域に達し、一般的な感覚ではビジネスとして成立しているかは甚だ疑問であるが、それでも今のコ口ナ禍だからこそ、お一人様「メニューなしで5万円のディナー」に訪れてみるのも良いかもしれない。

今回は、そういう店を紹介しておく。

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