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ウエイトトレーニングとサッカー

 


似て非なるものである



本題であるウエイトトレーニングを行うことでサッカーのパフォーマンスは向上するのでしょうか?もしこれが証明されるのであれば、その他のスポーツにもウエイトトレーニングの有効性があると言えます。

ウエイトトレーニングを行うことによるネガティブな意見はなんでしょう?

・筋肉で体が重たくなる
・サッカーはサッカーでしか上手くならない

などでしょうか?


1年半弱、ウエイトトレーニングを行なってきて、先日にサッカーに復帰をした、身体の専門家かつアスレティックトレーナーである私の実体験に基づく感想を書いていきたいと思います。


筋肉で体は重たくなるは本当か?

これはどう捉えるかで答えが変わってきます。

例えば筋肉のない100kgのニートと、筋肉質の150kgの相撲取り。

数字だけでみると後者の150kgの相撲取りの方が、重たいです。しかし本人的な感覚はどうでしょう?おそらく、いや全体に前者の筋肉のない人の方が重たく感じているはずです。

その理由は、身体を支えるのは骨と筋肉だからその支える筋肉がないと言うことは、姿勢が崩れ、身体を支えることができにくくなってきます。

そのため、ウエイトトレーニングにおける筋肉量向上は体重は増えるものの、感覚としては動ける身体になるでしょう!


サッカーを上手くなりたいならサッカーをすべき

今回、私は13年ぶりぐらいにサッカーに復帰しました。

フットサルは5年ほど前までは年に数回していましたが、その程度。サッカーボールはGWに一度蹴ったぐらいでそれ以来。GKなので、セービングなど飛んだりするのは13年ぶり。

ウォーミングアップでボールを蹴ったり、キャッチをしたり、セービングをしたり。。。

最初は思ったところに蹴れなかったり、キャッチできなかったりしましたが、徐々に感覚が戻り出し、それなりにGKとして動けるようになってきました。

しかしこれは以前にサッカーをしていたという実情があるからで、まったくサッカーをしていなかった人が同じようになるかといえばそうではありません。そもそも感覚が戻るというものが無いですからね。

なのでサッカーを上手くなりたいのであれば、サッカーをしなければならないということです。

○○トレーニングや○○理論などの方法論よりも、まずはサッカーで得られる技術を高める必要があります。

サッカーでの伸び代を出すならウエイトトレーニングを行うべし

とはいえど、私はトレーナーです。ウエイトトレーニングの重要性は重々承知しております。

では今回の試合でウエイトトレーニングがもたらした要素とは何なのか?

それは一つ一つの質を高めることでした。

例えばセービングで飛ぶと言う動作はサッカーで得られる技術です。しかしその飛ぶ動作で遠くに飛ぶ為には筋力が必要になります。その筋力はウエイトトレーニングで得られるものになります。

ボールを遠くに飛ばす、強く蹴るということも同様です。ボールを正確に蹴ることはサッカーで得られる技術的なものです。しかし遠くに飛ばしたり、速いボールを蹴ったりすることは技術的なものも含まれますが、ウエイトトレーニングでそこの部分を補えたり、向上させることができます。

なので、今回の試合でボールを飛ばす、セービングの距離などは問題なく行えました。GKとしての感覚はまだまだです。これはサッカーで鍛えるしかなさそうです。

もう一つ困ったのは、空間認知能力が衰えていることでした。相手が蹴ったボールに対して、ボールの移動スピード・距離感が把握できていませんでした。こればっかりはウエイトトレーニングではどうにもできないので、練習でやっていくしかないようですね。


これから試合は続きます。また高校時代にはなかった筋力が備わっているので、存分に発揮したいと思います。

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