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果たして猫背は悪なのか?


「僕、猫背めっちゃ気にしているんですよ〜」


先日、学生アスリートからこんなことを言われました。

そもそも猫背って何がダメなんでしょうか?それについて書いていきたいと思います。


猫背とは

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これ本当の猫背です。要するに背中が丸くなっている姿のことを猫背と一般的には呼びます。専門用語では猫背とは呼ばずに円背(えんぱい)と呼びます。


円背が悪い理由

主に3つが考えられます。

⑴見た目が悪い(姿勢が真っ直ぐでない)
⑵内臓・心肺機能に悪影響
⑶パフォーマンスに悪影響


⑴見た目が悪い

真っ直ぐピシッとしているから見た目がいいとは思いませんが、なぜか猫背だと見た目が悪いっていいますよね?誰が決めたんでしょうか?

まあ確かに猫背の人と猫背じゃない人とでは後者のほうが見た目的にも個人的には良いと思っています。


⑵内臓・心肺機能に悪影響

猫背の状態が長時間続くと内臓への圧迫も強くなってしまいます。猫背は背中は丸くなる反面、お腹周りは圧迫されます。便秘はもちろんですが、お腹の脂肪が落ちにくい原因もあるかもしれません。

また背中が丸いと肋骨の動きも制限されてしまいます。本来であれば肋骨は大きく開いたり閉じたりします。猫背の状態だとその動きが制限されてしまうので、心肺機能も落ちてしまいます。マラソン選手は猫背で走ったりしませんよね。そういうことです。


⑶パフォーマンスに悪影響

姿勢をピンと伸ばした状態で両手を万歳して腕を耳につけてください。
その次に、あえて猫背になった状態で同じように両手を万歳してください。

あれれ??姿勢を良くした状態でついていたのに、猫背にしたらつかなくなりましたよね?

要するに猫背の状態だと肩の可動域(動く範囲)に制限が出てしまいます。

野球やハンドボール、バレーボールなど手を使うスポーツで猫背の状態だとパフォーマンスに悪影響を及ぼしかねません。

そのため、猫背を改善しておく必要があります。


猫背は必ずしも悪ではない


このように書くと猫背が悪のように感じてしまいます。しかしそういうわけではないんです。

私が言いたいのは、

猫背しか出来ないというのが悪であって、普段は猫背だけどピンとした良い姿勢も出来るのであれば、そちらの方がいい。

ということです。これは逆も言えて普段ピンとしているけどそれしか出来ないというのも問題です。背骨の可動性がないということに繋がります。


そもそも猫って運動能力高いですよね。

ジャンプを身体で比較すると人間より遥かに飛びます。

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猫背から〜〜〜


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ジャンプ!!!


静止した状態から1mなんてお手の物です。


なので、猫背が悪でもなく、ピンとした姿勢が正義でもなく、その両方を必要に応じて使いこなすことが最も重要です。


でも両方を使いこなせたとしても、ずーっとデスクワークで猫背の状態だと内臓にも負担がかかるので注意が必要です。


ご参考までに。

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