わんとワンの物語 13
すべてはこの地アマンディから始まる。アマミコの創った紺碧の空と海があり、そしてぼくの創った真っ赤なティダとティキがある。ふたりは南下しながらその次に大地と営みを創ることにした。
緑をイメージする。高い丘にたくさんの緑を配置し、小さなイノチの宿るだろうガジュマルの樹とディゴの樹と、イノチを繋ぐだろう蘇鉄とバシャを置く。こんもりと繁ったこの森を下ったところがミャーだ。やがて産まれ落ちる新しい生命がここにアシャゲとトネヤを造るだろう。アシャゲで祈りトネヤで踊り、生命はさらに海に下