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選抜高校野球の予想とか紹介とか~Aブロック編~

こんばんは。ドラみです。

ついに18日に選抜高校野球が開幕します。その前に只見と丹生以外の30校は秋季大会を現地や映像で観ることができたので、そこで感じたことをもとに、データなど具体的な数字は雑誌等の情報も参考にはしますが、1回戦の対戦カードから各高校を自分なりに紹介し、A~Dブロックの展望・予想をしていこうと思います。今日はAブロックです。


・対戦カードとチーム紹介

1日目 第1試合:浦和学院 ー 大分舞鶴
浦和学院はエース左腕の宮城くんと遊撃手も務める金田くんを中心とした豊富な投手陣も、打力のある鍋倉くんや喜屋武くんなどがいる野手陣も、非常に個の能力が高いと感じました。昨秋に森士氏から森大監督に変わり初の甲子園でどのような采配を見せるのか楽しみです。
大分舞鶴は制球力が良くインサイドもしっかり使える奥本くん、威力のあるストレートが武器の野上くん、そしてサイドスローの若杉くんとタイプの異なる3投手の存在が魅力的です。野手陣ではバットコントロールの良い都甲くんやパンチ力のある阿部くんなどがおり、エースの奥本くんは打撃も良いので投球以外でも注目です。
1日目 第2試合:和歌山東 ー 倉敷工
和歌山東は1番の山田くん、2番の森岡くん、4番の此上くんの上位左打者3人が注目です。森岡くんは近畿大会でも本塁打を放つなど、所謂強打の2番打者として活躍が期待されます。投手陣ではエースの右サイドスローの麻田くんはスライダー系や沈む系統のボールなどを制球良く操り、左腕の田村くんは昨夏甲子園4強の京都国際を5回途中1失点に抑えるなど近畿大会準優勝に大きく貢献しました。
倉敷工は昨秋の公式戦チーム打率.389の攻める野球が持ち味で、どの打者もしっかり芯で捉える力があります。選手宣誓を務めるキャプテンの福島くんは昨秋の公式戦で打率5割超。長打力もあり、キャプテンとして打撃でもチームを引っ張ります。エースの高山くんは小さく動く変化球を制球良く投げて打たせて取り、それを2年生遊撃手の花房くんを中心とした公式戦10試合6失策の守備陣が支えます。
1日目 第3試合:クラーク国際 ー 九州国際大付属
クラーク国際は綺麗な回転のストレートを投げる左腕の山中くんとMAX148㌔の本格派右腕の辻田くんの2枚看板の存在が大きいですが、2年生ながら攻守でチームを支える新岡歩くんを中心に昨秋公式戦9試合5失策の守りで道大会の4試合を全て2失点以下に抑えました。攻撃では犠打を駆使したり、出塁した際のボールの指差し確認をするなど、1点へのこだわりを感じました。冬場の打撃力アップに取り組んでいるようなので、そこにも期待したいです。
九州国際大付属は1番の黒田くん、4番の佐倉くん、5番の野田くんを中心に昨秋の公式戦で14試合18発の強力打線が武器です。その野田くんはマウンドに上がればMAX146㌔の本格派右腕になり、エース左腕の香西くんはコントロール良くしっかり試合を作ります。筆者が観た試合では守備面でやや気になる部分もありましたが、チームを作っている秋の段階のものなので冬の間に改善できるポイントかと思います。
2日目 第1試合:広陵 ー 敦賀気比
広陵は3番の内海くんや4番の真鍋くんをはじめとした対応力の高い打者が揃い、昨秋の中国大会を圧倒して神宮大会でも準優勝を果たしました。投手陣もエースの森山くんをはじめ、松林くん、岡山くんと140㌔を超える右腕が3人がおり、内海くんも貴重な左腕として登板があるかもしれません。守備は14試合13失策と1試合1個以下ですが、バックアップなどまだまだ詰められる部分がありましたので、ひと冬越えた姿が楽しみです。
敦賀気比は投げてはMAX144㌔のストレートと多彩な変化球、打っては昨夏の甲子園で5割超えと投打で上加世田くんが注目されます。結果は上加世田くん次第になってしまうかもしれませんが、彼頼みのチームではありません。スライダーやチェンジアップが冴える左腕の清野くんが控え、フットワークなど守備に安定感がある正捕手の渡辺くんが守りで支ます。打撃陣ではバットコントロールの良い濱野くんと瞬足の河合くんの1,2番コンビや、打力のある春山くんと石原くんが4番の上加世田くんの前後を固めます。


・Aブロック予想

本命:広陵
対抗:九州国際大付属

やはり神宮大会準優勝の広陵と同4強の九州国際大付属の2校はどちらも総合力が高く、このブロックでは頭一つ二つ抜けているのではないかと思います。両チームが勝ち上がると2回戦で対戦することとなりますが、初戦の相手は共に神宮大会出場校なので全く気が抜けません。特にクラーク国際は神宮大会で九州国際大付属に初戦で敗れているため、この再戦にはより熱い想いを持って臨んでくるはずです。

浦和学院敦賀気比は甲子園での経験が豊富であるため、難しい開幕戦や地区王者の集まるところでも普段の野球ができる準備を整えてくるでしょう。

大分舞鶴和歌山東倉敷工の公立3校もそれぞれ力があり、どこも8強を狙えるチームだと思います。この3チーム以外にも言えることですが、更に上を狙うにあたってはやはりきっかけが必要です。そういった意味では昨秋の地区王者や甲子園常連校がいるブロックであるため、一戦一戦の経験と成長が上の景色を見せてくれるのではないでしょうか。


・おわりに

今日はAブロックについて書いていきました。

どこも実力校で開幕戦からとてもワクワクしますが、個人的にはその開幕戦に登場する21世紀枠の大分舞鶴の3投手が特に楽しみです。

明日はBブロックの記事を上げられたらと思います。選抜高校野球を楽しむために少しでもお役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。では。


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