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小林製薬の紅麹コレステヘルプ事件、プベルル酸が混入

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか

腎障害についてはこちらの記事です
プベルル酸についてはこちらの記事です

はじめに:小林製薬が作っている紅麹は、大きく2種の供給先があります。1つがサプリメント用で、今回健康被害の報告があり“未知の成分”が確認されました。もう1つは食品着色用ですが、こちらには“未知の成分”は含まれていないと、小林製薬が確認し発表しています。ソース

紅麹米の外観

追加重要事項 3月19日17:00:小林製薬は紅麹コレステヘルプの特定のロットにだけ、プベルル酸が入っていたことを確認した。プベルル酸は青カビから生成される天然化合物で、抗生物質の特性を持ち、抗マラリア効果があるほど毒性が非常に高いという。 腎臓に対する障害など、健康被害への影響は不明だという。小林製薬によると、プベルル酸は大阪工場で混入した可能性が高いという。ソース 化学大辞典プベルル酸

小林製薬の紅麹を原料とする製品を服用した方、3月31日までに入院者数が157人に上っていることを厚生労働省が明らかにしました。5人死亡ということで関連するサプリを服用しないようにという報道等がありました 第3報 2人死亡ソース 93人入院のソース 5人め死亡ソース 入院114人のソース 入院157人のソース
死亡された方は2021年4月~24年2月に「紅麹コレステヘルプ」を通信販売で購入していた。年齢性別未公開。ソース
新たに2人死亡を追加。2021年以降に使用。小林製薬第5報
なお、小林製薬は入院した106人について、「2023年9月以降に製造された『紅麹コレステヘルプ』を摂取した人に偏っている」と厚生労働省に報告しました ニュース
厚労省は調査会を開き、国立医薬品食品衛生研究所で原因物質の特定を進める方針を決めた。ソース また、小林製薬が直接「紅麹」を卸している52社と、その52社から「紅麹」を仕入れて製品にしている173社に対して、1日に摂取する「紅麹」の配合量が100mg以上の製品があれば、報告するよう求めた。ソース
サプリの原料となる「紅麹」を製造していた大阪工場は去年12月に老朽化を理由に廃止され、使われていた製造ラインは現在、紀の川市にある関連会社の工場に移されています。厚生労働省は3月30日と31日の2日続けて、大阪市にある小林製薬の工場と和歌山県紀の川市にある関連会社の工場へ立ち入り検査を行いました。ソース
「大阪工場」(大阪市)では平成28年にグンゼから事業を引き継いでから紅麹原料を製造し、協力会社でサプリなどの製品をつくっていた。昨年9月以降の製造分に被害が集中していたとされ、同工場内で何らかの「異変」があった可能性がある。この点について、会見では山下健司・執行役員(製造本部長)は未知の成分が「昨年4~10月の製造分に散らばっている」と説明。グンゼから事業を引き継いで以降、菌株や製造法自体は変わっていないが「品質管理のプロセスは独自に見直していた」とした。外部から異物が混入した可能性については「衛生管理は定期的に担当者が巡回して確認している」とする一方、「工場内は無菌というわけではなく、カビが存在することはある」と話し、可能性を否定しなかった。産経新聞3.29.2024

同社によると、医師から健康被害が疑われる症例の報告を受けたのは1月15日2024年。3人の女性 が尿の泡立ちや腎機能障害で日大板橋病院を受診し入院 (入院したのは都内に住む70代の女性1人と50代の女性2人の計3人。3人は昨年11月から今年2月、それぞれ尿の泡立ちなどに異常を感じて検査を受けたり、健康診断を受けたりした。腎臓の働きを示すクレアチニンの値が基準値を超えており、尿たんぱくや尿潜血も陽性だった。)→阿部雅紀医師が「尿細管間質性腎炎」を指摘 ・3人とも基礎疾患なし、内服薬なし ・共通点は、2023年春ごろから小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」をのんでいた。それぞれ1週間から数週間ほど入院して薬物治療を受けた。3人ともすでに症状などは改善して退院しているが、半年から1年ほどは薬による治療を続ける必要がある  ↓ ・医師から小林製薬へ問い合わせ ソース

厚労省の「小林製薬の紅麹を使用し、自主回収を発表している商品リスト」 3月29日2024年13:00時点 末尾資料にこのpdfのスクショを開示してあります


自主回収について

対象:紅麹コレステヘルプ、ナイシヘルプ+コレステロール、ナットウキナーゼサラサラ粒GOLD です。
* 紅麹コレステヘルプの製造番号:
・ドラッグストアなどで販売 J3017、X3037、X3027、X3017、H3057、H3047、H3037、H3027、H3017、F3037、F3027、E3037、E3027、D3079 ・小林製薬の通販 X304、H306、G301、E301
*「紅麹コレステヘルプ」は3年前(2021年)に販売開始以降、先月(2月)までにあわせて106万袋が販売されています

紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ(第8報)
インターネットから自主回収を申し込みできるようになりました(4月6日から) https://www.kobayashi.co.jp/newsrelease/2024/20240322/

予想される原因


小林製薬の原材料の紅麹はカビ毒「シトリニン」を生成する遺伝子を持つか?

シトリニン citrinin の構造式
IUPAC 名は (3R,4S)-8-ヒドロキシ-3,4,5-トリメチル-6-オキソ-4,6-ジヒドロ-3H-イソクロメン-7-カルボン酸、化学式は C13H14O5 (CAS 番号: 518-75-2)、分子量は 250.25 g/mol


一部の紅麹は腎臓の働きに影響を与える「シトリニン」というカビ毒を発生させる可能性があります。
ただし「シトリニン」は「アフラトキシン」と異なり、ヒトへの発がん作用を認めない国際がん研究機関 (IARC)によるグループ3に分類されています

そこで、製品化前に小林製薬は全ゲノム解析によるM. pilosusのカビ毒シトリニン生成不能の証明のために全ゲノムシークエンスが実施されました。対象とした紅麹は小林製薬のM pilosus NBRC 4520、中国のM. purpureus NBRC 4478及び台湾のM. ruber NBRC 4483です。

結果は、M. purpureus NBRC 4478の培養物からは、シトリニンが検出されましたが、M. pilosus NBRC 4520およびM. ruber NBRC 4483の培養物からはシトリニンは検出されませんでした。

M. purpureus NBRC 4478は、シトリニン生合成遺伝子群を有していましたが、M. pilosus NBRC 4520、M. ruber NBRC 4483は、シトリニン生合成遺伝子群を有していませんでした。

3種類の紅麹株が培養中に放出した物質のヒートマップ
小林製薬のM. pilosus NBRC 4520、および台湾のM. ruber NBRC 4483 の培養上清にシトリニンは検出されなかった
全ゲノムシークエンスで、シトリニンを合成する遺伝子が存在しなかった

論文:Y. Higa et al. (2020). Divergence of metabolites in three phylogenetically close Monascus species (M. pilosus, M. ruber, and M. purpureus) based on secondary metabolite biosynthetic gene clusters. BMC Genomics, 21, 679.

小林製薬からの現時点での説明

*「シトリニン」は検出されなかった。ニュース
*限られたロットに、これまでに検出されなかった未知の物質らしきものが存在した

小林製薬の安全性評価

(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
 1.食経験の評価で、「当該製品を2022年から1000万食以上販売しているが、本製品が原因と示唆される重篤な健康被害は報告されていない。さらに、小林製薬株式会社製の米紅麹原料の販売実績から考察を行った。米紅麹原料は2007年よりサプリメントの原料として販売を開始し、これまでに17.5トン以上(1.75億食分相当)を国内外に流通させてきた。(略)これまでに米紅麹原料を含有したサプリメント等において健康被害は報告されていない。」

現時点 (3月24日2024年16:31JST)の結論

小林製薬は紅麹を原料とするサプリの使用者26人の腎障害を報告し、自主回収します。対象:紅麹コレステヘルプ、ナイシヘルプ+コレステロール、ナットウキナーゼサラサラ粒GOLD

もともと紅麹の中には、腎毒性のあるシトリニン産生株が存在しますが、小林製薬が使用する紅麹株M. pilosus NBRC 4520 にはシトリニンを産生する遺伝子がありません

問題となった2023年7~10月に製造したサプリメントの原料からはシトリニンが検出されなかった。ソース

食品添加物公定書に基づくシトリニン検出法 (記事末尾に記載の資料より)

今回初めて、限られたロットに、これまでに検出されなかった未知の物質らしきものが存在したとの報告から、この未知物質は毒性の原因である可能性があります。この未知物質が紅麹由来であるという証拠はまだありません

小林製薬は未知の成分について、分析結果から「カビ類が生成する成分と構造が似ている」とし、〈1〉紅麹菌とは別のカビなどの異物が混入した〈2〉紅麹菌自体が想定しない成分を生み出した――の両面で解析を進めている。ソース

シトリニン以外の紅麹の産生する物質が発売以来最長3年間摂取する内に蓄積され、毒性があった可能性は否定できない

他の微少に存在する混入物の中に発売以来最長3年間摂取する内に蓄積され、毒性があった可能性は否定できない

さてここで、ニュージーランドにおけるCOVID-19 mRNAワクチン接種後の有害事象疑いの頻度を思い出してください。心筋炎と同じくらい腎疾患が多かった。日本では、COVID-19 mRNAワクチン接種後腎疾患の症例報告はありますが、人口あたりの影響状況を調べた報告は知る限り見当たりません。このワクチン被害が重なっている、相乗効果の可能性もゼロではないでしょう 

小林製薬問い合わせ先:通信販売で購入した人は0120・58・5090、他の通販サイトや店舗での購入者は、26日までは0120・5884・12で、27日以降は0120・880・220

とりあえず、ナットウキナーゼ関連サプリが1つ含まれていたのでご報告しました

桜の季節の春です。心地良い1週間をお過ごしください

政治の動き

立憲民主党は 4月10日、自見はなこ内閣府特命担当相に対し、機能性表示食品による健康被害が発生し拡大の恐れがある場合、原因が特定できていない場合であっても速やかに報告を義務付ける法改正を今国会中に行うよう申し入れた。(1) 今後、健康被害が起きた時に、いろんな機能性食品で原因究明が特定ができなくても一定の客観的な健康被害情報の報告が入れば報告、公表、それができなければ罰則と。(2)今回の原因究明ができなくても法改正はやる。

厚生労働省

薬事・食品衛生審議会 食品衛生分科会
薬事・食品衛生審議会 (食品衛生分科会食品規格部会)
薬事・食品衛生審議会(食品衛生分科会食中毒部会)
薬事・食品衛生審議会(食品衛生分科会乳肉水産食品部会)
薬事・食品衛生審議会 (食品衛生分科会添加物部会)
薬事・食品衛生審議会(食品衛生分科会農薬・動物用医薬品部会)
薬事・食品衛生審議会 (食品衛生分科会器具・容器包装部会)
薬事・食品衛生審議会 (食品衛生分科会新開発食品調査部会)
薬事・食品衛生審議会 (食品衛生分科会新開発食品調査部会遺伝子組換え食品等調査会)
薬事・食品衛生審議会 (食品衛生分科会新開発食品調査部会新開発食品評価調査会)
薬事・食品衛生審議会(食品衛生分科会新開発食品調査部会新開発食品評価調査会) 「指定成分等含有食品等との関連が疑われる健康被害情報への対応ワーキンググループ」

消費者庁

厚生労働省から食品衛生業務が移管されたことに伴って、消費者庁は4月10日、食品添加物や残留農薬の規格・基準などを審議する「食品衛生基準審議会」の初会合を開いた。村田勝敬会長(秋田大学名誉教授)は「機能性表示食品を含む食品の安全に対し、新たな証拠に基づく食品安全に基づいた規格・基準を策定・改定していく」と述べた。同審議会の下に、食品規格部会、乳肉水産食品部会、添加物部会、農薬・動物用医薬品部会、器具・容器包装部会、新開発食品調査部会、放射性物質対策部会、伝達性海綿状脳症対策部会の8つの部会を設置する。

令和6年3月28日新開発食品評価調査会及び指定成分等含有食品等との関連が疑われる健康被害情報への対応ワーキンググループの合同開催 資料

リンク
資料1 小林製薬提出資料(机上配布)
小林製薬の紅麹を含む健康食品に対する対応の経緯

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001236933.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001236933.pdf

紅麹を含むいわゆる健康食品の取扱いについて

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001236934.pdf

小林製薬(株) の把握している健康被害状況 (述べ数)

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001236935.pdf

通知に基づき自治体から厚労省に報告された件数

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001236936.pdf

参考資料5  通知に基づき自治体から厚労省に報告された情報一覧(机上配布)
議事次第・委員名簿ほか


専門家の意見 3月26日2024年

東京大学名誉教授 唐木英明さん:サプリメントに“未知の成分”が入っていたということですが、サプリメントではなくて、『ある時期』に作った『あるロット』だけに、ほんの一部の製品に、“未知の成分”が入っていたということです。ということになると、紅麹全部が危ないのではなくて、あるロットだけが危険になったということです。そうすると考えられることは、そこに危険なものが、その時期に混入したということです。なぜ混入したのかは、いま全く分かりませんけれども、可能性としては、1つはヒューマンエラー。何かの間違いで、安全管理の網をくぐって、危険なものが入ってしまった。もう1つは、何らかの犯罪行為があって、有毒物をそこに混入させたという可能性は、否定はできません。ソース

専門家の意見 3月28日2024年

丸山潤一・東京大特任教授(応用微生物学)は「製造工程で、紅麹菌や米に別のカビか何かが混入したと考えられる」と指摘し、「一般の食用の紅麹に健康を害する成分が含まれる可能性は考えにくい」と語った。ソース

奈良先端科学技術大学院大の金谷重彦教授(生物情報学)は混入の可能性に触れ、「製造に使ったタンクにどんな微生物が残っているかゲノム(遺伝情報)解析で調べれば、何かわかるかもしれない」と話す。ソース

藤原伸介・関西学院大教授(微生物工学)は、紅麹菌自体が有害な物質を作ったこともあり得ると指摘。小林製薬がシトリニン生成に関わる遺伝子がないとしているのに対し、「培養条件によっては、類似した遺伝子が働き、シトリニンに近い物質を作った可能性もある」としている。ソース

小林製薬「紅麹」 供給受けた173社 期限までに健康被害報告なし

厚生労働省は、小林製薬の紅麹原料を仕入れた企業に健康被害の情報が寄せられた製品がないかなど自主点検を求めていたが、報告期限までに、該当する製品の報告が無かった。
自主点検は、▼命令の対象になった3製品に含まれるのと同量以上の紅麹を1日あたり摂取することになる製品や、▼過去3年間に医師から健康被害が1件以上報告された製品があるかどうかについて。小林製薬が紅麹原料を直接卸した52社については、該当する製品がなかった。
この52社から原料の供給を受けた173社については、5日の自主点検の報告期限までに、該当する製品の報告が無かった。

富山薬品も「レッダームDX」と「ルーレンゴールド」を自主回収

富山市にある製薬会社 「富山薬品」が同じ紅麹原料を使っている健康食品の「レッダームDX」と「ルーレンゴールド」の2種類の自主回収を始めたと明らかにしました。
 いずれも小林製薬のものと同じ紅麹原料を使っているとしています。
 対象の商品は主に富山県外の薬局やインターネットで販売されていて、販売数は合わせて数千個に上るとみられています。
 富山薬品は25日から全国の薬局に販売中止と自主回収の連絡を始めています。
 現時点で健康被害の報告は確認されていないということです。ソース

山本漢方製薬会社も内脂ブロッカーを自主回収

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この度弊社が製造・販売しております商品「内脂ブロッカー」におきまして小林製薬株 式会社より製品回収が発表された紅麹原料を使用しているため自主回収を行なうこと といたしました。 お客様のお手元に対象商品がございましたら、下記までご返送お願い申し上げます。 現在のところ弊社商品での健康被害は確認されておりません
対象商品:内脂ブロッカー 180 粒
【回収品返送先および本件に関する問い合わせ先】 〒485-0035 愛知県小牧市多気東町 157 番地 山本漢方製薬株式会社 担当 長尾
電話番号 0568 - 73-3131 受付時間 9:00~17:00(土日祝日を除く)
ソース

芳香園製薬も「ノンコレッセン プレミアム」と「エラスチンプラス&ナットウキナーゼ」を自主回収

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このたび、弊社が製造・販売しております下記製品について、原料として使用している『紅麴』の製造元である小林製薬株式会社より、「一部の紅麴原料に同社の意図しない成分が含まれている可能性が判明した」との発表があったため、回収することといたしました。
<対象製品>
ノンコレッセン プレミアム
エラスチンプラス&ナットウキナーゼ
なお、本件に関しては、これまで健康被害の報告はございません。
問い合わせ先:TEL:0120-22-6910(受付時間:月~金 9:00~17:00)
会社からのソース 消費者庁


伝食 denshoku も祖の食庵 納豆キナーゼを自主回収


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弊社が販売する『祖の食庵 納豆キナーゼ』において、3 月 22 日に小林製薬 株式会社より製品回収が発表された紅麹原料を使用しているため 、原材料購入先より使用商品を回収対応するよう連絡が入りました。これを受けまして、弊社としましても、対象商品を自主回収いたします。ソース
対象商品
・祖の食庵 納豆キナーゼ
問い合わせ先
0770-22-6445( 受付時間:10 時~17 時)
kaniアットマークkouragumi.com


森川健康堂も KIDS プロポリス を自主回収

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弊社商品 「KIDS プロポリス」には、微量ですが原材料として小林製薬社製造の紅麹を使用しております。安全を期すため、当該商品の販売を当面中止するとともに、自主回収を行う事としました。
対象商品「KIDS プロポリス」150粒 と「KIDS プロポリス」100粒
問い合わせ先 0120-01-8835
平日 9:00 〜 17:00 (土日祝休み) ソース

福山黒酢も紅麹黒酢を自主回収

小林製薬が回収している紅麹を使用している
現在まで、把握できる健康被害等はない 

対象商品
① Y-11 紅糀黒酢500ml 3,500円(税込)
② B-B44 紅糀黒酢ドレッシング(オニオン)150ml 750円(税込)
③ B-B54 紅糀黒酢ドレッシング(キャロット)150ml 750円(税込)
問い合わせ先:0120-028-962(フリーコール)
受付時間 9:00~17:00(日・祝日を除く)
ソース


宝酒造も「松竹梅白壁蔵『澪』PREMIUM<ROSE>」を自主回収


宝酒造は着色料に小林製薬と同じ紅麹を使用している「松竹梅白壁蔵『澪』PREMIUM<ROSE>」300ミリ・リットル入りと750ミリ・リットル入りを自主回収しています。小林製薬からの要請とのことです。
【お客様からのお問い合わせ・商品ご送付先】
〒600-8008 京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町20
宝酒造株式会社「澪 ROSE」係
電話番号 0120―222―501(フリーダイヤル) 受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日を除く)
※3月24日(日)、30日(土)、31日(日)は受付しています。

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仙醸も「黒松仙醸 どぶろく ロゼ」を自主回収

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弊社商品「黒松仙醸 どぶろく ロゼ」には、原材料として、3月22日に小林製薬株式会社より製品回収が発表された紅麹を使用しております。これを受けまして、対象商品の自主回収を予防的に行うことと致しました。

なお、現在のところ、該当商品での健康被害などは確認されておりません。

対象商品:
「黒松仙醸 どぶろく ロゼ」600ml JANコード4973808799406
問い合わせ先:電話番号 0265-94-2250
受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日を除く)
ソース

紀文も『いか塩辛』を自主回収

紀文の『国産いか使用いか塩辛』、『いか塩辛3P』の商品は、原材料として紅麹を使用しているため自主回収です。紀文のページヘ
問い合わせ先:株式会社 紀文食品 お客様相談室:0120‐012‐778(フリーダイヤル)
受付時間 午前9時~午後5時(土・日・祝日を除く)
なお、3月24日(日)、30日(土)、31日(日)も受け付けます

国産いか使用いか塩辛 ( JANコード 4901530214188 ) 
いか塩辛 3P ( JANコード 4901530184702 )


イオンもトップバリュー7品目を自主回収


・トップバリュ ベストプライス 回鍋肉の素
・トップバリュ ベストプライス 麦麹使用でふんわり肉まん
・トップバリュ ベストプライス 麦麹使用でふんわり肉まん・あんまん
・麦麹使用でふんわり肉まん・カレーまん
・トップバリュ ベストプライス 高菜ピラフ

ニュース

豆福の豆製品の一部を自主回収


紅麹原料を使用している商品を自主回収する(紅麹使用量は配合比約1%です)リンク

●対象商品
・豆だくさん(6袋入)(12袋入)(24袋入)(36袋入) ※中身の「紅こうじ小梅」が対象
・豆でなも ※中身の「えびしおアーモンド」が対象
・春のまめ壺 ※中身の「紀州梅こぶ茶カシュー」が対象
・紅こうじ小梅
・えびしおアーモンド
・紀州梅こぶ茶カシュー
・桜吹雪
・豆のつどい3、豆のつどい6、豆のつどい9 ※中身の「紅こうじ小梅」が対象
※上記商品は、本日より当面、販売休止。

人気ランキングの2位から5位までは該当商品でした
https://www.mamefuku.shop

●商品回収に関するお願い
お手元に対象商品がございましたら、ご氏名(または会社名等)・郵便番号・ご住所・ 電話番号を明記のうえ、下記まで送料着払いでご送付ください。後日、品代相当額のクオカードをお送りさせていただきます。 なお、お客様からお預かりした個人情報は、適切に管理し、本件の目的以外には使用いたしません。

●お客様からのお問い合わせ・商品ご送付先
・〒451-0043 名古屋市西区新道2-14-10 株式会社豆福 「紅麹」返品受付係
・電話番号:052-571-4057
・受付時間:10時~17時(日曜・月曜は除く)
※25日(月)は10時~17時に対応いたします。
・インターネットからのお問い合わせ:https://www.mamefuku.co.jp/contact/index.html

タケヤみそ『塩ひかえめ紅麹仕立て』も自主回収


長野県諏訪市のみそメーカー「竹屋」は3月25日、自社製品の「タケヤみそ『塩ひかえめ紅麹仕立て』」の販売を一時中止し、販売分は自主回収すると発表した。小林製薬が製造し、使用中止を呼びかけたサプリメントと同じ紅こうじ原料を配合していた。

製品は諏訪市の本社に併設する売店と自社のオンラインショップのみでの取り扱いで、スーパーなどには流通していないという。現時点で健康被害は確認されていない。

問い合わせ先:お客様相談室 0266 (52) 4003
竹屋ホームページ

山高味噌も「紅麹みそ」を自主回収

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この度、弊社が製造・販売する「信州甘口紅麴みそ 500g」において、3 月 22 日に小林製薬株式会社より 製品回収が発表された紅麹原料を使用しているため、当該品の販売休止及び商品の回収をさせて頂きます。
なお、現在のところ弊社商品での健康被害等は確認されておりません。

対象商品: ヤマタカ信州甘口紅麹みそ 500g
該当する賞味期限: 2024.09.30 以前の商品
参考小売価格:500g: 960 円
問い合わせ先:電話番号 0120-263―132
受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日を除く)
ソース

『魔人せんべい』 も自主回収

福岡市の「ZERO PLUS(ゼロプラス)」は3月24日、機能性表示食品「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ 濃厚チーズせんべい」の自主回収を始めたと明らかにした。小林製薬が製造し、使用中止を呼びかけたサプリメントと同じ紅こうじ原料を配合しているため。現時点で健康被害は確認されていないという。商品は 3月15日発売で、約700袋を出荷済みだった。インターネットと店舗での販売を停止し、購入した人にも直接連絡している。埼玉新聞 ソース

 問い合わせ先:0120-441-161(平日9:00~17:00)

海洋食品も豆腐ようを自主回収


原文コピー リンク
弊社商品「豆腐よう」で原材料として紅麹を使用しております。この度、原材料購入先より使用商品を回収対応するよう連絡が入りました。これを受けまして弊社では、対象商品の自主回収を行うことと致しました。
【対象商品】
➀豆腐よう(化粧箱)4個入 (JANコード 4962173 203205)
②豆腐よう(袋)(JANコード 4962173 204431)
③豆腐よう5個マイルド(箱)  (JANコード 4962173 203236)
④豆腐よう5Pマイルド びん  (JANコード 4962173 203243)
⑤豆腐よう20個入  (JANコード 4962173 204394)
➅豆腐よう12個入  (JANコード 4962173 204363)
商品の送付先:〒901-2123 沖縄県浦添市西洲2-5-3 海洋食品株式会社
問合せ先:TEL 098-875-3091
受付時間:午前9:00~午後17:30(土・日・祝日を除く)

小林製薬の紅麹を使用していないが紅こうじ製品のため自主回収

本田味噌本店の「紅こうじ味噌」、「一わんみそ汁 紅こうじ」、「紅こうじ醤油」、「紅こうじ米す」を自主回収

本田味噌本店は江戸の天保元年創業です

原文のコピー
この度、弊社が製造・販売する商品「紅こうじ味噌」、「一わんみそ汁 紅こうじ」、「紅こうじ醤油」、「紅こうじ米す」に使用している原材料「紅麹」について原材料購入先より回収対応するよう依頼が入りました。これを受けまして弊社では、対象商品の自主回収を行うことと致します。

弊社が使用している紅麹は「紅麹コレステヘルプ」に使用されているものとは異なる種類で、「想定していない成分」は含まれていない事が確認されておりますが、予防的措置として回収いたします。リンク

【問い合わせ・送付先】
〒 602 - 0904 京都市上京区室町通一条上ル小島町 558
株式会社本田味噌本店
電話番号:075-441-1121、0120-54-4130

インターネット問い合わせ:https://www.honda-miso.co.jp

フジヨシ醤油 も 「カトレアさんの元気みそ」と「みそカボスドレッシング」を自主回収

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弊社製品[カトレアさんの元気みそ]および[みそカボスドレッシング]に使用しております原材料は、今回小林製薬様で問題の対象となった紅麹とは異なる原料であることが判明いたしました。

しかしながら、同社の紅麹原料が回収対象となっており、弊社としましても、小林製薬の発表を重く受け止め、お客様の安心を第一と考えまして、引き続き対象製品の自主回収を行ってまいります。
対象商品
・カトレアさんの元気みそ
・みそカボスドレッシング
問い合わせ先:0977-22-1006(8時~16時受付)土日祝を除く
ソース


対象外:ペット食品のいなば@ちゅ~る


ちゅ~るにも紅麹が含まれてるので電話質問をした人がいて、「小林製薬の紅麹は使用しておらず、人間用食品でも10年以上使っており健康被害の報告はないので安心してね」とのこと。ソース

対象外:天恵製菓


弊社製品に、健康被害が報道されている小林製薬の「紅麹」原料は使用しておりません。 また、一部商品に着色料として「紅麹色素」を使用しておりますが、こちらについても小林製薬の「紅麹」原料が使用されていないことを確認しております。ソース

対象外:沖縄シークヮーサー本舗


弊社で製造している全ての商品を確認いたしましたところ、紅麹由来の原料は一切使用されておりませんでしたので、ご報告させていただきます。

”春の大決算まつり”期間中に販売した弊社で製造していない商品の商品名『さくらちんすこう』有限会社 珍品堂 につき:沖縄さくらちんすこうには色付けのために一部、紅麹色素を使用していますが、小林製薬 株式会社製のものではない紅麹を使用しております。

忠孝酒造 株式会社の『黒麹 黒あまざけ』:弊社の泡盛や黒あまざけは黒麹を使用しており、紅麹は使用しておりません。

有限会社 玉那覇味噌醤油の『王朝みそ』:今回問題になっています紅麹と味噌作りに使用する米麹は別のモノです。
ソース

対象外:サンヨー食品カップ麺


小林製薬の紅麹を使用していない。消費者の電話問い合わせによる。ソース

対象外:FANCL コレステサポート


当社の「コレステサポート」には、健康被害が報道されている小林製薬株式会社の紅麹原料は一切、使用しておりません。ご安心ください。リンク

資料:

  1. 欧州連合(EU)、紅麹由来のサプリメント中のかび毒シトリニンの基準値を設定 (食品安全総合情報システム)

  2. amending Regulation (EC) No 1881/2006 as regards maximum levels of the contaminant citrinin in food supplements based on rice fermented with red yeast Monascus purpureus (EU のcitrin 基準値)

  3. スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、紅麹を成分に含む食品の売買は違法と注意喚起 (食品安全総合情報システム)

  4. フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、紅麹を有効成分とするサプリメントを服用する前に必ず医師に相談するよう注意喚起 (食品安全総合情報システム)

  5. 食品添加物公定書 第10版 1644ページ中の1365-1366ページ ベニコウジ色素の項より抜粋 「定義:本品は、ベニコウジカビ属糸状菌(Monascus pilosus及びMonascus purpureusに限る。)の培養液から得られた、アンカフラビン類及びモナスコルブリン類を主成分とするものである。デキストリン又は乳糖を含むことがある。」「純度試験に3項目あり、(1)鉛 Pbとして2μg/g 以下、(2)ヒ素 Asとして3μg/g 以下、(3)シトリニン 0.2μg/g 以下」

  6. 食品添加物「ベニコウジ色素」について 日本食品添加物協会 食品添加物「ベニコウジ色素」は、第 10 版食品添加物公定書(1)において、次のように定義 された着色料で、国が使用を認めている。小林製薬の「紅麹原料」と大きく異なるものです。 前述の第 10 版食品添加物公定書では、ベニコウジカビ属糸状菌(Monascus pilosus 及び Monascus purpureus に限る。)の培養液から得られた、アンカフラビン類及びモナスコルブリン類 を主成分とするとされ、食品の着色目的で使用されるものが「ベニコウジ色素」です。食品には着色料と表示されます。 文献総説(2)などによると、紅麹は固体培養にて製造され、肝臓でのコレステロール生合成を阻害するモナスコリン類を主成分とし、他、着色物質、有機酸、アミノ酸など種々の成分を含み、血中 コレステロール値を低下させる目的で使用されるとされている。 一方、「ベニコウジ色素」は液体培養した菌体から抽出・殺菌処理を行い生産される。食品添加物「ベニコウジ色素」は、第 10 版食品添加物公定書において、使用基準が定められ、 食品の着色において必要最少量で使用することになっている。これらの管理のもとで、これまでに 健康危害が発生したことはない。

  7. 着色料の基礎講座③~色価・色調~

  8. 着色料の基礎講座②~天然着色料とは~

  9. 着色料の基礎講座④~添加物製剤とは~

  10. 麹も紅麹も悪くない:紅麹サプリ問題に「一刻も早い原因の解明を」と発酵・醸造学の専門家 前橋 健二教授著

  11. 「カビなどが入ったら気づくはず」紅麹問題で製造業者が指摘「培養中でも色や臭いに異変」4月4日2024年読売テレビニュース 紅麹を培養している他社の意見は青カビは混入しやすいし発見しやすい

  12. 紅麹サプリ問題を俯瞰して気になること 4月11日 斎藤 勲

  13. 厚労省の「小林製薬の紅麹を使用し、自主回収を発表している商品リスト」



小林製薬時事:

過去に大阪市内の工場で紅麹原料を製造するタンクの中に水が混入するトラブルがあった。このタンクではコメに紅麹菌を加えて培養していて、タンクは外側の一部が温水につかる構造になっていた。何らかの不具合で温水がタンクの内部に入ったとみられる。会社ではタンクの部品を交換するなどして対応し、中の紅麹原料は廃棄した。

岸田総理大臣参議院予算委員会で、再発防止策を講じるよう求められたのに対し「原因の特定を進めた上で再発防止のため、いかなる施策が必要なのか、政府としても検討していく。必要ならば、あらゆる対応を検討しなければならない」と述べた。ニュース2024年3月28日

官房長官は午前の記者会見で「健康被害の原因となった物質と、物質が製品に含有されるに至った原因の特定を含めて関係省庁が一丸となって食の安全の確保に全力を尽くし、再発防止のためにいかなる施策が必要かも検討していく」と述べた。ニュース2024年3月28日


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