模写のススメ

絵の上達法に模写がある。

模写とは観察である。対象をじっくり観察して、同じ線を引き、同じ色で塗る。

何十何百枚と様々な絵の模写を続けていると、
ある時、元の絵を軽く見ただけである程度想像で絵を脳内補完でき「あれ？あんまり見なくても描けるくない？」となるターンが訪れる。

その感覚が掴めれば勝ちである。
自分の想像力をベースに描き、元絵と合っているか確認するという自分中心の模写をさらに繰り返す。さすれば芸術の神アポローンはあなたに微笑み、
あなたは画力を手にするだろう。

模写模写模写。とにかく模写である。
模写なのである。

何も見ないで描ける人とは、何も見なくても描けるくらい、沢山見て描いてきた人なのだ。