見出し画像

ニキビができた時のスキンケア

こんにちは、美容皮膚科の松元です。すっかり暖かくなってきましたね☺️🌸
前回ニキビ治療について話しましたがまだ話し足りず…今日はニキビができたらやってほしいこと、主にスキンケアを中心にお話ししていきたいと思います。

まずは洗顔から

見直すポイント、まずは洗顔から。
ニキビがお顔全体にあるような方は朝晩の洗顔をしてください。
寝てる間も皮脂は分泌されています。
ただし落としすぎないことがポイント。
なぜなら落としすぎるとさらに皮脂は分泌されるから。
洗顔の仕方としてはいつもお伝えしているように擦らないが鉄則です。
ネットで泡立てるもしくは泡で出てくる洗顔フォームを使用しましょう。
ふわふわと泡を動かすイメージで洗顔します。
洗顔料を5分も10分も置いて流すひともいるそうですが、1分以内にサッと流していただいてOKです。
セルニューのピーリングソープやサンソリットのピーリングソープシリーズがおすすめとなります。
グリコール酸で古い角層を剥がしてターンオーバーを整えます。
どちらも固形石鹸なので、泡立てが面倒なら泡洗顔フォームを優先してください。

適切な保湿

ニキビの方でも保湿は重要です。
インナードライの状態でバリア機能が低下していると皮膚から刺激を避けるためにさらに皮脂分泌が盛んになってしまうためです。
具体的にバリア機能というとセラミドが配合されている化粧品は有効です。
化粧水のあとの蓋はジェル〜乳液にとどめておきましょう。
こってりしたテクスチャのものは油分が多いですからアクネ菌の餌となってしまう可能性があります。
保湿というとどうしてもベタついた状態を想像してしまうかもしれませんが、ニキビができてる時にはベタつかせず保湿することが重要です。
これにはVITAの保湿クリームがすごく優秀です☝️

化粧品の選び方

市販でスキンケア用品を選ぶ際には「ノンコメドジェニック」と記載されている商品を使用しましょう。
ニキビを作りにくい処方にされている商品になります。
スキンケア〜ベースメイクまで幅広く商品があります。
ニキビができやすい部分だけでもノンコメドジェニックにすることで、化粧品が原因でできるニキビはかなり減らせます。

脂性肌、どんな成分がおすすめ?

脂性肌におすすめの成分はビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、アゼライン酸、グリチルリチン酸ジカリウムなど。
逆に脂性肌さんに不向きな成分もあるので注意いただきたいです。

苦手な成分はアクネ菌の餌となる成分

インナーケアも意識してみましょう

私自身あまりインナーケアに注意している・・・というわけではないので強くは言えませんが。
急激な血糖上昇が毛穴詰まりを促進させたり皮脂分泌を促進されるということが言われています。
緩やかな血糖上昇にするためには低GI食品(小麦より白米、白米より玄米など)を中心に摂取すると良いです。
ただしこれはあくまで一因に過ぎないので、まずは皮膚表面で起きている炎症を落ち着けてから。

スキンケアは大切、
でもそれだけでは治らない

ニキビができたときのスキンケアでした。
ニキビのコントロールのためにスキンケアは大変重要なのですが、それだけでは治らないのが事実。
赤ニキビや黄ニキビができた時にはやはり皮膚科にいくのが先決です。
スキンケアはニキビ治療のサポートであり、今後ニキビができにくくなる予防にあたります。
以前もお伝えした通りニキビは慢性疾患ですので、ニキビができる間はこのようなスキンケアを取り入れていきましょう。

おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?