妹が亡くなってから,本日で四十九日になる.
兄としてもっと何かしてやれたのではないかと思う日々を過ごした.
居場所がなかったのかもしれないとも思った.
満中陰の法要の後,お坊さんのお話を聞いた.
寂しいという気持ちになるのは当然のことだけれども,いつまでも寂しいと思っているだけではいけない.死はいつ訪れるかわからない.災害や病気などで,いつ命を落とすかわからない.そうであれば,こうして生かしていただいていることを有り難いと感じるだろう.では,その人生をどのように生きるか.それを考えないといけないのではないか.
後悔しないように日々過ごすことの大切さを噛みしめた.
努めて明るく振る舞う両親を見て,その一方でとても落ち込んでいる両親を見て,やはり守るべき順番があるとも思った.
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