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苦しんでいる自分をメタ視点から見下ろす

「つらいなあ」
「苦しいなあ」
「しんどいなあ」
「生き苦しいなあ」

そんな時の対処法のはなし。

その状態や環境を変えることができたらいいのですが、そう簡単にはいきませんよね。

生まれもった姿形と能力、生活する環境は変えられませんもの。

そんな時。斜め上3メートルくらいから自分を見下ろす自分を想像します。あるいはゲーム内の(苦しんでいる)アバターを操作しているプレーヤーの視点です。

不思議なことに冷静に客観的に落ち着いて見ることができます。そして心の苦しみが和らぐのを感じます。

メタ視点ですね。

心の苦しみだけでなく、身体の痛みにも有効だとお坊さんの松波龍源さんは説きます。

”自分をXYXの座標軸で考え、痛いのはどの部分で、どのくらいの周期でどのように痛いのかを自分の中でボディスキャンしていく”

視点という教養

実際に死の床に伏した釈迦は下痢で苦しみ、この技で痛みから逃れたのだとか🥹


思い出しました。

マラソンランナー大迫傑さんの話です。走っている時にお腹が痛くなる。そんな時、苦しみながら走っている自分を見下ろす別の視点を持つそうです。そうして自分の苦しさをコントロールするのだとか。

どうあっても回避できない不幸はそれはそれとしてその「苦」の存在を強く意識して認識すること。それが苦からの解放への近道だという、一見すると矛盾した意識改革です。

確かに「苦」を見ないようにしようとすることって難しいですよね。却って苦しむことに…。だからこそ目を逸らすことなく、一歩退いた所から直視してやるんです。

不思議と楽になるのがわかります。


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