眼瞼下垂そのものの効用

眼瞼下垂の手術治療の効果効能の話じゃあありません。

まぶたが下がること自体の効果効用の話です。下がることで得るものがあるんじゃないの？という話。

加齢に伴ってまぶたが下がってくる。
視野が狭くなるし、見た目も老けて見える。だから「治したいよう」ってね。

でもね。ちょっと立ち止まって考えてみます。

ひょっとしたら眼瞼下垂自体に何か意味があるかもしれません。

ひとつ。まぶたは眼球を守っているという本質から考えます。

目が大きい人っているでしょう。子供なんか寝ているとき薄目が開いてますもん。

ご存知の通り涙液は眼球を保護しますが、目が大きい人ほど涙液の機能に依存しているんですね。

それがね。加齢によって涙液機能が壊れ始めます。点眼薬を指している高齢者って多いですよね。涙で眼球を上手にコーティングできなくなってくるんです。（高齢者は寝ているときに薄目が開いてたら乾燥で目が傷つきます。）

実は目の小さい人は多少涙液が少なくても目は乾燥から守られているのです。

また異物が目に飛び込むような状況（砂埃が舞うなど）でもとっさの反応は高齢になると難しいでしょう。目が小さいほうが有利。

だから加齢とともに目が小さくなることは理にかなっているわけ。
必要以上に目を大きくしたら眼球を保護できなくなる可能性があるんじゃないかという。

もうひとつ。心理面での効用について。

目が小さいほうがコミュニケーション上有利なことも。ギョロッと目が大きい人と顔を突き合わせる状況を想像してください。威圧感を覚える人もいるでしょう。

目が大きいと

• 干渉

• 外向的

• 威圧的（攻撃的）

• 相手を受け入れるオープンさ

• 落ち着きのなさ

を演出します。

一方目が小さいと

• 内向的（殻に閉じこもる）

• 相手に干渉しない

• 優しい

• 拒絶

• 非攻撃的

• 成熟しておちついた雰囲気

を演出します。

目が小さいことはあなたを傷つけないよというメッセージになり、相手に警戒感を与えません。相手を安心させる表情のひとつです。

眼瞼下垂って忌み嫌うものでもないと思うのです。

あなたはどう思いますか？