少子化...そろそろサステナブルを考えませんか？

2070年には8700万人だそうで。

着々と下方修正されていきます。

あなたは「少子化対策」といえば何を考えますか？

子育ての補助？教育無償化？出産したら1000万円配る？

いいですね。賛成です。

で、どのくらい出生率は上向くでしょうか？

私は悲観的に見ています。どの案も導入した瞬間に0.2くらい押し上げるでしょうが、すぐに戻ると思います。

何故か？それは少子化の原因が解明されていないから。その根本原因に対するアプローチではないから。

経済的に恵まれているほうが子供が多いでしょうか？世界を見渡せば一目瞭然ですよね。逆のことのほうが多い。

とくかくなぜか「分からない」のです。

そしてそれらの少子化対策が仮に有効だとして、どのくらい出生数が増えるかなんてまったくの未知の世界です。

だから私は思います。『2070年に日本の人口が8000万人になる』前提で社会が成立するシステムを議論したいと。（少子化対策とは別にね）

現在のような高齢者を若者が支えるシステムは破綻します。働くことのできる高齢者は働く。そして自分と同じ世代を支える。痛みは伴いますが仕方ないでしょう。

これこそが本当の"サステナブル（持続可能）"な社会じゃないかなあと。

これ。

気候変動対策も同じことを思っています。

思考実験します。

世界の炭酸ガス排出量を年間あたり20％削減することに成功しました。

さあ、地球温暖化は止まりますか？

炭酸ガス排出は依然続いており、吸収より排出が多いことに変わりなく…

地球温暖化のスピードはほんの少しばかり遅くなりますが、結局のところ温暖化することには変わりはないです。日本で言えば猛暑日の数が増えるのは避けられないってわけ。

だからどうします？炭酸ガス排出量をもっともっと減らしますか？

私は思います。

気候変動（やそれに伴う災害）に応じて住居を変えたり、農業、食料政策を改めることを議論すべきなんです。（もちろん温暖化対策も継続の上で）

未曾有の台風が訪れている時に、炭酸ガスが〜〜っていうのはちょっとなんだかなあなんです。

特に農業って一朝一夕には変えられませんからね。

これこそが本当の（人間にとっての）"サステナブル"じゃあありませんか？

もうね。どんなに逆立ちしたって35度超えるギラギラの真夏日が増えますよ。そして大雨干ばつ。育つ植物も変わります。避けられないですよ。

あなたはどう思います？