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6月4日 機能は鉛筆を削ることのみ

今日は一日、リモートで勉強会を視聴しなければならない日。
例年だったら、ホテル(自腹)をとって、飛行機か何かのチケット(自腹)をとって、少しだけきちんとした格好(自腹)をして出かけるところだったが、ここ3年は部屋着のまま寝起きで聴講できるので本当に助かる。
交通費、馬鹿にならないので。

なんとなく形だけでも、とメモを取り出したら止まらず、こんなに知らないことがあったとは。
普段使っているすぐログに書き始めたので、ページも鉛筆もどんどん減っていき、途中で鉛筆を削った。

鉛筆削り。
これは30年近く触れていなかったものでは。
久しぶりすぎて加減がわからず、鉛筆の先が丸すぎたり尖りすぎたりしてしまう。
だって30年ぶりなのだから。
鉛筆を削るから鉛筆削り。機能は鉛筆を削ることのみ……などとまじまじ見つめてしまった。

夫は留守なので、遠慮なく大音量で勉強会を流した。
なんでも、近所のビルの屋上にサウナ設備をこしらえて、ゆくゆくはお客さんを入れたい、という野望のための仲間たちと作業とのこと。

言ってはなんだが、こんなに怪しい男たちのためにビルの屋上を貸してくださるオーナーがいるのだ。
怪しさ極まるが、夫は人の懐に入って気に入られるのが比較的上手なので、こういうことがままある。
通りかかった人からこれほど様々な物をもらう人間がこの世にいるとは、結婚するまで知らなかった。

ちゃんと夕方まで聴講し、タブレットをぱたんと閉じたその足で肴を用意して晩酌が始まった。
今後もずっとリモートで開催してほしい!

今日はホワイトアスパラ瓶を食べようと決めていた。
やっぱり玉子ベースのソースかな、アスパラを優しく温めてから……と考えていたが、急に面倒になり、冷たいままヨーグルトマヨにんにくソースでサラダにした。

美味しくできた。
美味しい美味しいと白ワインを飲み、アスパラがなくなってはっとしたがまだ外は明るかった。

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