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こまめに利確し乗り換えを繰り返す場合の税金とパフォーマンスはどうなる?

前書き

第二回記事 https://note.com/dr_biz/n/n09075055174f

の応用編です。

@ろみ さんの以下noteと合わせて読んで頂けると色々繋がると思います。(正直、ろみさんの検証の方が面白いと思いましたw)

https://note.com/uni_bun/n/n077a9f9a36e4


https://note.com/uni_bun/n/n2c6fcdd162bf


今の相場パンプ系銘柄や波に乗った銘柄をうまく乗り継ぎながら財産を増やしたいと企む方もいるんじゃないでしょうか。

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そこで単純ですが何パターンか皮算用をしてみました。

初めに言っておきますね、

特にインパクトはありません。


「へえ〜これくらいの税金がかかってるんだね〜!

へえ〜これくらいの増え方なんだね〜!」


と思って頂けたら幸いです。



目次

1️⃣ モデルの説明
2️⃣結果
3️⃣考察
4️⃣⚠️⚠️注意書き
5️⃣オマケ 計算方法の一例

では始めます。

1️⃣モデル

では毎度ですがただの数字遊びにお付き合い下さい🧝🏻‍♀️

一見難しそうですが、とてもシンプルなことをやっているのでなんとかついて来てくださいね🙇‍♂️


ここでの比較対象は、

①『源泉徴収あり』②『源泉徴収なし』の2つです。


決めた条件で持株が上昇していく毎に売却し、その資金でまた購入を繰り返していき、

最終的な利確後の「発生した税金の合計」と「トータルリターン」について比較します。


・具体的には10000$より開始し、

『20%上昇する毎に利確し、その資金で買い直す』を5回繰り返した時の税金とリターンを①と②それぞれ比較します。



同様の作業を『30%上昇の場合』『50%上昇の場合』で検証します。


2️⃣結果

一つ大事な前置きをさせて下さい。

ちなみに、

②『源泉徴収なし』で売買を繰り返していく場合と

『途中は利確せず最後に全利確(いわゆるガチホで複利を効かせたパターン)』

のかかる税金とトータルリターンは同じです⚠️


複利とは本質的には『払うべき税金の繰越』だからです。


理屈ではわかっていましたが、実際に計算してみて当然の如く全く同じ結果が出ました。

ただし、現実としては⚠️手数料の差が出ます。  最大で考えた場合例えば楽天やマネックス証券では②③ の間には22$✖️8回=176$分の差が出ます。

(エグいので計算には含めておりませんご了承を)

一個分かっていただきたいのはこれから比べる2つは『源泉徴収ありで売買を繰り返した』場合と『源泉徴収ありで売買せずにガチホ』した場合のパフォーマンスの比較と同意義でもあります。


では、

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①『源泉徴収あり』と②『源泉徴収なし』を比較していきます。


・10000$スタート20%騰る毎に利確&買い直しを5回繰り返していく場合

①源泉徴収ありの場合

最終利確後 21001$ トータルリターン+110%

税金トータル 2752$でした

②源泉徴収なしの場合

最終利確後 21906$ トータルリターン+119%

税金トータル 2976$でした

※⚠️最終益は税金も全て精算後で示してます⚠️

つまり①VS ②は

リターン +110% VS +119$

税金 2752$ VS 2976$

でした

(💡税金精算後のリターンなんで税金VSさせる意味はべつにないんですけどとりあえず載せておきます)

続いて同様に、


・10000$スタートし30%騰る毎に利確&買い直しを5回繰り返していく場合

①源泉徴収ありの場合

トータルリターン +193%

税金 4826$

②源泉徴収なしの場合

トータルリターン +217%

税金 5425$

つまり① VS ②は

リターン +193% VS +217%

税金 4826$ VS 5425$



・10000$スタートし50%騰る毎に利確&買い直しを5回繰り返していく場合

①源泉徴収ありの場合

トータルリターン +437%

税金 10945$

②源泉徴収なしの場合

トータルリターン +527%

税金 13187$

① VS ②は

トータルリターン  +437% VS +527$

税金  10945$ VS 13187$

でした。


この検証では税金はある意味最終的な資産に関係ないのでトータルリターンのみ最後にまとめます。

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🔥トータルリターンまとめ!

・20%上昇5回の場合

➡️ +110% VS +119%


・30%上昇5回の場合

➡️+193% VS +217%


・50%上昇5回の場合

➡️+437% VS +527%


となりました。


3️⃣考察

この記事で僕が示したかったことは・・

・5回波乗り成功した時に実際どれくらいの数字が動くのか?
・何%上昇で利確設定するかによりゴールの差が大きく変わること
・源泉徴収ありとなしの差    ➡️複利による差
・利確➡️乗り換えを繰り返す程  複利による差が開いていくこと (第二回記事とぜひ比べて下さい)
・大きなリターンを得るのは簡単ではないということ


また僕自身の気づきとしては、

トータルで払う税金の量はてっきりこまめに利確して買い直した方が多いと思っていました。

ホールドして一気に全利確の方が多いんですね。

考えたんですが、

それはホールドの場合は含み益も雪だるま式にデカくなるし、繰り越した税金も雪だるま式になるってことと解釈しました。



4️⃣⚠️注意書き⚠️



解釈の注意点

・トレードが成功して増える前提で話が進んでいること。

現実ではこれを狙って増えるどころかマイナス20%の負の波乗り5回🌊だって当然ありえます。


それと源泉徴収あり・なし についてですが、

引かれるはずの税金を繰り越してその分を目の前の投資に使えるわけですから「うまく行った時」のリターンは示した通り大きいです。ガチホの場合とイコールです。(手数料除く)


では「上手くいかなかった時は?」

増えると思って払わなきゃいけない税金分全部投資に回したら、なくなって払えなくなっちゃいました!という事態もありえます。


なのでこういうデータ(電卓叩いただけですが)がありますが、解釈の仕方は個人それぞれだと思います。

僕自身の考えはこれらの数字を踏まえ、特に投資行動に変わりはなさそうです。




5️⃣オマケ

ちょっと力尽きたのでこのメモでww

要点だけ書くと

「利確する度に買い直した際の取得価格が変わりますので、

税金がかかる部分(購入価格から利益が出た部分にのみ20%がかかる)が毎回変わってきます。

計算する時はそこがミスりやすいポイントです。

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もし万が一計算ミスありましたら教えて頂けると幸いです!

おしまい。


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