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炭酸水は、アルカリ性?酸性?


炭酸水は次のうちどれにあたるでしょう?

1、アルカリ性

2、弱アルカリ性

3、酸性


答えは3

炭酸っていうと、アルカリと思われやすいのですが、炭酸水のp H は4.4で、酸性です。

今回は、「炭酸水ってアルカリ性だから、体にいいんだよー!」と、どこかで聞いて毎日飲んでいた方には、ちょっと残念な内容です。

確かに、体内の水分は弱アルカリ性です。


活性酸素が生じると体は酸性に傾きます。そして、体が酸性になると糖質や脂質が分解されにくくなり老化が進むのです。

「やっぱりアルカリ水がいいですね!私は炭酸水じゃなくてアルカリイオン水、使ってますよ。」

いや、ちょっと待って下さい。

アルカリ性食品やカルシウムなどのアルカリ成分を摂った分だけ体のp Hが変化したら、大変なことになってしまうのです。意識障害必須です!

だからこそ、腎臓くん(なぜか君付け)が働き、尿として出すもの、取り込むものを選び取っています。こうして体のp Hは一定に保たれているのです。

食事や水分で簡単にp Hを変えることはできないことを知っておくべきです。

体のp Hは、あくまで臓器の状態を反映するものとして、評価に使います。


とはいえ、

アルカリ性のミネラルは、体にとって必要です。
マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどです。どれもとりすぎると良くありませんが、不足しても深刻な病気になったり、体の不調につながります。

アルカリ性のミネラルは、大豆、野菜、海藻などによく含まれます。

そして、肉、穀類、砂糖などは酸性食品と言えます。

こうして角度を変えて考えると、アルカリ食品は現代人の健康に役立つことが多いので、「アルカリ食品を食べよう!」というのは、悪くはないと思います。



ただし、ミネラルを何から摂ったら効率がいいかを考えた方がいい

と思うんです。

例えば水です。(また、水の例え・・・)


エビアン100ml飲んだら、8mgのカルシウムが摂取できます。一本飲んだら24mgくらい摂れるでしょうか。

では、1日に必要なカルシウムは?成人男性で800mgです。とらないよりはいいですが、水からとらなくてもいいのではないでしょうか。
私ならカルシウムが欲しければ牛乳を飲んだり、刻み昆布を食べたり、しらす干しを料理に使ったりします。


食品      カルシウム  
牛乳200ml       220m
刻み昆布10g       94mg
しらす干し10g    52mg

砂糖もそうです。

以前の私は、白砂糖は悪い!と思って、茶色い砂糖を買っていました。


しかし、「安部ごはん」の著者安部司さんの調味料セミナーに出て気づきました。安部さんとタカコナカムラ先生は手作り調味料に白砂糖を使うんです。
てっきり精製されたものより自然に近い感じのきび糖とかてんさい糖を使うと思っていたので意外だと思いました。

理由を聞いたら、納得!でした。
「砂糖は嗜好品であって、料理を美味しく食べるためのもの。そこにミネラル摂取を求めてしまうと、料理の味が決まらなかったり、見た目が茶色っぽくなって美しくなくなってしまう。そもそも砂糖から摂れるミネラルの量なんて微量でそれほどメリットはありません。」

「ミネラルをとりたいなら、食材で摂ったらいいじゃないですか」

確かに・・・!
皆さんもそう思いませんか?
体に良い食材を選ぼうとする意識はとても大切ですが、単にイメージで効率の悪い方法で栄養を摂ろうとすると、食事を楽しめなくなってしまいます。とても、もったいないです。
あれは悪そうだから、食べないでおこう
あれば良さそうだから、食べよう

直感だけで食材を選ばずに、知識と自分のポリシーをしっかり持って、あなたらしいライフスタイルを作ってもらいたいなと思います。

そう入っても、あふれる情報から必要な知識を選び取ることって簡単ではないですよね。

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