冥土にはお金は持っていけない、書評「Die With Zero」
こんにちは、サカモトです。
うーん、価値観がひっくり返されたかも。そう、冥土にお金は持っていけいのである。ならば、お金を貯めるだけの人生はなんの意味があるのだろうか。
Die With Zero を直訳すると、ゼロと一緒に死ね。物騒だ。
でも、そうじゃない。ここでいうゼロとはなんのことか分かるだろうか。
お金のことである。お金のゼロのことである。
だから、Die With Zero の意味はお金をゼロにして死ね、ということである。
もっと言うと、お金を使い果たして死のうよ、そんなところだろうか。
我々は小さい頃からお金を貯めることを是として生きてきた。
お年玉やお小遣いなどは、貯金が正義、無駄使いは悪と教わらなかっただろうか。その考えはもはや刷り込みレベルで染み付いていないだろうか。
それは違うと言うのが本書の主張。
もしものため、将来のためとお金をせっせと貯めても、若い頃にしか感じられないことがある。青春時代にしかない瑞々しい感性がある。
そうした時にしか感じられない、体験にお金を使うべきであると説きます。
だから、若い時の体験、これには借金したってするべき。それは一生の宝物になる。
若い時の旅行、いろんな知らない国に旅した体験は何にも変え難い体験だよね。
しかし、一方で無駄遣いはダメよ、と説く。
そう、なんでも高ければいいというわけではない。
高い服、高い食事など、それって破滅の道まっしぐら。
多分、投資は積極的にしろ、浪費はするなって言うことだと思う。
では、投資と浪費って何が違うの?
それは胸に手を当てて考えてみて、「これをやらなければ後悔する」と思うかどうか。
まあ、やってみないとわからないんだけどね。
貯めてる人によくあるのが、貯めることが目的化していること。
だから、際限なく貯め込むことになる。
もっと目的を明確にして、その目的のためにいくら必要なんだっけと考えないといけないよね。
つまりは、貯めるだけで我慢ばかりでもダメだし、
使って浪費してばかりでもダメということ。
お金は適度に使って、人生楽しもうよ、そんなことかな。
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