1000年以上前の平安時代のことがなぜ分かるのか?!大河ドラマ「光る君へ」考察
こんにちは、サカモトです。
今回は毎週月曜日と木曜日の2回投稿しています。今回は月曜日の記事となります。
それではさっそくいってみましょう。
ところで、2024年の大河ドラマって何だかご存知ですか?
「光る君へ」です。
平安時代の話で、主人公はあの源氏物語で有名な紫式部です。紫式部を吉高由里子さんが演じます。さらに、紫式部と藤原道長が幼馴染で、恋仲だったというちょっと攻めた設定となっています。
1月21日で第3回まで終わりましたね。今後どのようになるのでしょうか、楽しみです。
紫式部はWikipedia によると、西暦970年代の生まれで、活躍されたのは990年頃らしいです。
つまり、2024年の現代から見ると、1000年以上前の話です。そんな昔の話がどうして分かるんでしょうか。
中学、高校の頃はそんなことは考えたことはなく、教科書に書いてあることは全部真実だと思って、覚えてました。でも、果たしてそうなんでしょうか?
カメラが出てきたのはせいぜい150年くらいの話です。なので、当時の様子が分かる写真や動画は当然ありません。
それなのに、なぜ当時の状況が分かるのか、それは当時のことを書いた書物があるからですね。つまり、テキスト情報だけなわけです。
これだと本当のことかどうか、かなり怪しい気がしてしまうんですけどね。でも、それ以外当時の状況を推し量るものはないからしょうがないわけですがね。
しかし、史実とされている事項がどの書物に書かれ、その書物が誰の手に書かれたものか、そのことは重要だと思うのです。文章というのは書き手の主観に委ねられますからね。
そこで、藤原道長の時代について書かれた書物について調べてみました。思ったより日記や物語などはたくさんあるようです。
さらに、ここにはありませんが、「光る君へ」の主人公である紫式部は日記を書いていたようです。
ちなみに、紫式部日記の内容を知るために、こちらの本を読みました。マンガで書かれていて、古文そのものを読むよりも簡単に理解できてよかったです。
kindle unlimitedの対象なので、加入者は追加料金はなく読めていいですよ。
紫式部の父親の偏屈な様子、父が弟に教えていた内容をそばで聴いていた紫式部が先に覚えたこと、それを知って父親がお前が男だったらよかったのにと言ったことなどのエピソードがあって、それらは大河ドラマはこの日記を下敷きにしていることは間違いないようです。
なので、今回の大河ドラマの予習として読んでおくことをお勧めします。
そうそう、枕草子の清少納言がライバルとして登場してくるようなので、どんな感じになるのか楽しみです。
ちなみに、源氏物語もオマージュとしてストーリーの中に取り込んでいるようです。
さすがに、源氏物語は長すぎて理解できてないのですが、世の中は広くて、ちゃんと源氏物語を理解して、大河ドラマを見てたちどころに源氏物語のどの部分のオマージュか分かる人がいるんですね。
一部、有料ですが、こちらのnoteが詳しいのでぜひ、ご覧ください。
マンガ版の紫式部日記は読み終わったので、現在「枕草子」について勉強中です。枕草子は「春はあけぼの」ぐらいしか覚えていませんからね。
さて、どんなことが書かれているんでしょうか。楽しみです。
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