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他人の視線が気になりすぎる人におすすめ!「嫌われる勇気」

今回紹介するのは「嫌われる勇気」!

この本を初めて読んだときは衝撃だった。序盤の方は何を言ってるんだと言う感じ。アドラー心理学について説明が続くんだが、一見突拍子もない考えが展開されていて、???と、はてながいっぱい頭の中に出てくるそんな本です。でも、最後には納得させられるというか、そのあたりが素晴らしい。

哲人と青年との間の対話

話は哲人と青年との対話からなります。青年が僕はダメダメなんですとひたすら言っていくのに対し、辛抱強く説明して、最後には青年の前向きな気持ちを引き出します。対話によって心理にたどり着くというのは、ギリシアの哲学者アリストテレスやプラトンに通じるものがあるらしいです。ギリシア哲学の本は読んだことはないんだけどね。

しかし、青年のはじめと最後の落差はちょっと受けますよ。

アドラー哲学とは

この本はアドラー哲学に基づく考え方を元に展開しています。アドラー哲学とは、トラウマなどの原因論を否定する考え方で、目的論とも言われます。

青年は過去にいろんなトラウマになることがあって、引きこもりのようになっていると説明するんですね。それに対して、哲人は自分が引きこもりたいから引きこもってるんだと言い出すんです。ここは冒頭でもいいましたが、はてなが頭の中に。読んでいくと、ちょっと自分の意思という言い方が極端としても、トラウマを理由にできないとしていたら何も変わらないのかなという気がします。

一番重要なのは課題の分離

僕がこの本で一番重要だと思うのは、課題の分離のところですね。ここが一番納得したところです。自分がどうにかできるのは自分の課題、そして、自分でどうにもできないことは他人の課題として切り離すということですね。

例えば、誰かに好きになってもらいたいとして、この人に明るく声をかけるとか、プレゼントするとか色々とするとします。でも、それで相手から好かれるかわからないじゃないですか。

もしかしたら、ありがたいと感謝して、好きになってもらえるかもしれないし、逆にちょっとやめてほしいと思われてしまうかもしれないですよね。

つまり、好かれようと努力することはできるけど、相手から好かれるかどうかはどうにもできないことですね。相手に好きになってもらおうと努力することは自分の課題、相手が好きになるかは他人の課題として切り離して、他人の課題のことでくよくよ悩まないようにしようというのが課題の分離です。

嫌われたっていいから自分のやりたいことをやろう

世の中、他人の目が気になってしょうがない人って結構いると思います。でも、人の好き嫌いってもうどうしようもないんだから、それよりは他人の目を気にしてやりたいことをやらないより、やりたいことをやっていこうというのがこの本の主題だと思います。

 多分、僕はこの本読んでなければ、毎日ブログなんてやってないですね。何こいつはじめてんのとか思ってないかと気にして多分やめてるのかなと思います。そういう意味で自分にとって考え方を前向きにさせてくれた本です。(それ以外もいっぱいありますけどね)

ちなみに、続編の幸せの勇気はもっと衝撃的な内容です。また、余裕があれば幸せの勇気についても書きます!

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