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王座戦第3局、衝撃の結末!

こんにちは、サカモトです。

27日は王座戦第3局でした。色々と用事があったので、ちょいちょい配信で途中経過を見ていました。途中では、永瀬王座がAIの判定では、徐々によくなり、午後8時位の局面では、90%を超えていたので、今回は藤井七冠の負けだなと思っていました。

ところが、8時半ごろに見たらなんと藤井七冠が形成良くなっていてびっくりしました。いやぁ、あらためて感じましたが、藤井七冠は持ってますね。


昨年までの対局では、藤井七冠野対局は中盤から徐々に押してきて、そこから藤井曲線と言われる有利を拡大させて、最後勝ちまでもっていく横綱相撲の将棋が多かったです。

しかし、今年になって、対局相手の研究の精度が上がってきて、中盤はほぼ互角で乗り切り、終盤の入り口を迎えることが多くなって、藤井七冠が苦労している印象でした。

その中でも本対局では、かなり苦しく、負けてもおかしくない局面まで追い込まれましたが、あっという間の逆転で、形勢を入れ替え、勝ちに持っていったのはさすがです。

有利になれば、そのまま勝ちますし、不利になっても簡単に負けないように粘って、逆転してしまいます。本当に負けないですよね。


ちなみに、最近思うことはAIの形勢判断と棋士の感じる形勢判断にズレが出てきているように思います。

藤井対策が進みすぎて、相手棋士が複雑怪奇な局面に持ち込むために、藤井七冠でさえ間違えたりする局面(要はAIが判定する正解手が指せない局面)があったりするので、パーセンテージが間違っている気がします。

つまり、人間にとって正解手を指しやすい局面とそうでない局面があって、形勢判断にはそういうことも加味しないといけないのではないかと思います。

棋士の解説を聞いていると、「90%となっていますけど、そんなに簡単な局面ではないですよ」と聞き、そして逆転する場合が多いので、余計にそう思ってしまいます。

素人なので、棋士が簡単に勝ちな局面とそうでない難しい局面の区別がつかないのですがね。


それにしても次局はマスコミが騒いで大変なことになりそうだな。次局は10月11日で京都です。

◆第4局 10月11日、
京都市「ウェスティン都ホテル京都」

王座戦第4局

ぜひ次局は永瀬王座に頑張ってもらって最終局までいってほしい。今までの対局内容からいっても、そうなってもおかしくないように思います。

果たしてどうなるんでしょうか。


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