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映画「君たちはどう生きるか」の考察

こんにちは、サカモトです。

今回は、映画「君たちはどう生きるのか」を朝イチで見に行ってきたのだが、映画の考察を書いていきたいと思います。うーん、あんまりネタバレしたくないのだけど、ネタバレに当たることも書くかもしれないので、そういうのが嫌な人は実際に見てから読んでください。


この映画は、本当に前情報がほとんどなく、ポスターとタイトルだけしか情報がない中での映画公開という今の時代では珍しい形をとっている。逆にそれが今の時代は新鮮でしたね。本当に今は望まなくても勝手に情報が入ってきますからね。


さて、見てきた感想だが、一言で言うと混乱していると言うのが本音。この映画で宮崎監督は何を言いたかったのだろうかというのがさっぱり分からなかった。これが最後の長編映画であることは、これまで引退騒動を何度も繰り広げている宮崎監督でも、流石に82歳と言う年齢からも不可能だと言わざるを得ないと思います。世間に対して何かメッセージを込めたと考えるのが普通だけれども、何が言いたかったのかというのが分からなかったな。

ただ、日本人の多くが宮崎アニメは青春の1ページであり、なんらかの影響を受けた人がほとんどであり、間違いなく自分もその一人だ。なので、当然ながら、いろんな思いが渦巻いているわけで、それを一つの文章として書いていくことはできそうもないので、とりあえず、感じたことを箇条書きにして書いてみようと思う。

  • あまりにも説明がなさすぎた。あえて説明を省いた部分もあるのだろうけど、謎が多く、話に身が入らなかった。

  • 実の母と継母の関係がよく理解できなかった。亡くなった実の母を思うあまりに、継母のことが受け入れられないという描き方をするも、最後の方は大変な苦労をして、継母を助けようとする。そのあたりの心境の変化がよく分からなかった。

  • かつてのジブリ作品を彷彿させるようなシーンが多かった。あのシーンはあの映画のあのシーンだ見たいなことが多く、デジャブを感じることが多かった。これって今までの映画にはないことだと思う。なんらかのオマージュ的な意味合いがあるのかな。

  • 主人公まひとの性格が気になった。表面的には親の言うことには従順であるが、明らかに心から従っている様には見えないのである。どうしてこのようなある意味捻くれた性格にしたのだろうかと言うのが気になった。時代は戦争中の話であり、この様な性格の人というのはいなかったのではないか、そんなことを考えてしまった。

  • タイトルをどうして「君たちはどう生きるのか」にしたのだろうか?生き様を語る映画だったのだろうか、そんな感じはしなかったのだけどな。

ざっと、こんな感じだ。正直混乱している。どのようにこの映画を評価すればいいのか、よく分からない。

今の混迷の時代を切り取った素晴らしい映画なのかもしれない。

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